不思議な木
今回は、千葉のIさんが色々探され購入されたとある木材の事です、一見青黒檀と似ているのです。
それを機材やスピーカーやノイズカットトランスやホーンやドライバーの下に敷くと、そのものの音は強調されず、付帯音が減りハーモニーが形成され、各々のスピーカーユニットの存在が手を結び、まるで消えたかの様な、音楽的な鳴り方になるのです。
Iさんにこの木材の名前を聞いても「知らない」と言うのです、購入されたので知らない筈はないのでしょうが、色々お考えがあるのでしょう。
ある程度の大きさに加工されたものを、我が家の色々なサイズに更に加工され、しっかり水平(精度)を出すために削って頂き、我が家に送って下さったのです。
前回のご試聴の時にご持参され、試して素晴らしかったので、今回たくさん注文致しました。
一ヶ所三個ずつ敷くたびに、音質はそちらの方向へ良き変化をします。
その木材どおしを叩き合わせてみると、青黒檀とは微妙に違うのですが、よく似ています、青黒檀の音色は骨格が形成され、解像度は上がりますが、少し明るい(響いてうるさい)ところがあるのです。
しかし色々な場所に敷いてみるとその音は全く違うのです、ウエスタンスピリッツのスピーカーシステムは、スリーウェイオールマルチシステムです、ホーンやドライバーの下に敷くと、ホーンの音は主張しなくなり、ウーハーとの繋がりが良くなりました。
不思議な木です、多分アフリカ辺り(暑い国)に生えている、目の詰まった硬質な木材だと思います。
私にはケーブルは作れても、この木材を探す能力はありません。
素晴らしいです、Iさん、いつも感謝致します。