永遠に分からない発音
オーディオ再生の中で、マニアがもっとも聞き分けられない発音は『あ』の発音です、様々なボーカルレコードの再生の中で、一番無限大で聞き分け困難な発音、それは『あ』なのです。
一番強くも不明瞭な五十音の中で難しい表現の一つなのです『あ』の発音は最も発音を再生するのが難しいのです。
普段から聞いているので、自分のシステムは発音している、そう思い込んで『再生出来てる』と思いがちなのですが、『あ』の発音がしっかり再生出来てるシステムが皆無に近く再生出来てない発音が『あ』なのです。
これこそが帯域バランスなのです、貴方の装置は再生されているのでしょうか?
ご理解願うには、出来るだけ大きな口をあけてハッキリ歌う歌手のソフトを探すしかありません。
私が見つけたのは中島みゆきさんです、少し古いですが、彼女のアルバムの「ありがとう」の中の「ホームにて」です。
表面上で聞こえても彼女のその曲を聞いて『あ』と言ったシステムに私は出会っていません。
聞いてみて下さい、多分真に『あ』とはなっていない筈です。
彼女は映像を観てもとても大きな口を開けハッキリ発音している数少ない歌い手です。
私は何かをとりかえたとき、必ずこの「ありがとう」を聞くのです、なかなか聞こえませんでしたが、今は大きな口を開けてハッキリと発音しています、音像は小さいですが。
私は師匠に教えられこの再生の難しさをさ知りました。
そして、この発音が再生出来てから、鳴らないレコードが極端に減ったのです、是非とも聞いてみて下さい、そして、鳴るように努力してみて下さい。
しかし、この曲が嫌いならば、仕方ないですが、これは事実です。
オーディオを極限まで再生しようと思ったら、さけては通れない道です、間違いに気付く前にきいてみて下さい、帯域バランスは大切です、極限まで整えてみて下さい。
オーディオを上手く鳴らす一つの方向です。