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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

自作ネットワーク蟻地獄。

毎日暑いねー。
夏が駄目な私は、外に出たくない。
では、お約束どおり、一つ前のネットワークもあるが二年前から少しさかのぼって呟く。
とにかく音に力が欲しかった。
鉄芯入りのコイルは音に芯がある、ずっとそう思って疑うことすらなかった。
それと合わせて三十年前にとあるメーカーの営業に聞いた不思議な話から話そう、JBLどうしは14Ωでネットワークの定数計算をしないと上手く繋がらないと言う内容である。
これって当時の都市伝説?この話をなぜか私は、つい最近迄真剣に信じていた、そして私が参考にしたJBLの800Hzカットのネットワーク、3110の部品定数である、ウーハーのハイカットが3mhでドライバーのローカットが12.0μfになっている、耳で聞くと、ずれて感じない程に絶妙なバランスなのだが、ちゃんと計れば全く繋がっていないのだ、しかし聞くと繋がっているのだが、でも3110は、今となっては経年変化で部品がかなり劣化しており、低音はジュークボックスの様にボコボコ、ドライバーの音には艶も色気もなくうるさい、だから試しに同じ定数で自作してみたわけだ。
それは二年前私が今のシステムを揃えた頃にさかのぼる、その時に揃えた時に使っていたネットワークはLX5のしかも初期の青箱である、久しぶりに聞いたJBLは音が出た瞬間に感動したが、二~三日で不満が出た、全帯域にのびも艶もないのだ、ただホーンスピーカー独特の音がするだけ。
そしてそのまま二~三ヵ月聞いていたら、小音量で右のドライバーの音が途切れる様になった、それでもなんとかごまかし使っていた、ある日お客がきた、低音はまあまあだが高域が足りない、ツィーターが必要との事だった、でもその意見は納得いかなかったが数ヵ月後フォステクスのT-500Aを安価で手に入れた。
今度はユニットが一つ増えるためスリーウェイとなる、そして可変抵抗アッテネーター式で自作ネットワークを安い部品で揃えJBLと同じ定数で作ってみた訳だが、これが恐ろしいほど上手くいかない、1950年代のジャズしか上手く鳴らない、いまからするとそれすら鳴っていなかったのである。
購入したツィーターを繋げ、聞いてみたが実に酷い音だった、ツィーターのホーンの所が錆びていて真っ黒になっていた、粗め、中目、鏡面仕上げのコンパウンドを買ってきて、ホーンとイコライザーをひたすら磨いてみた。
おかげで鏡の様にピカビかになった。
その結果、驚く程に伸びやかな音に生まれ変わったが、やはり私が狙っていた音にならずどうしても品格が少ない。
カットオフを変えたりレベルを変えたりして暫く使っていた、その時の私のホーンはアルテックの10セルの(型番不明)1005を半分にカットしたような大きさだった、しかし喉元が随分汚く、それが明らかに音を濁している、とやっと気付く、友人からアルテックの511Bを借りて聞いてみた、かなり良い、それでかなり探したが、結局私の目に止まったのは、マクソニックのHS-501であった、確かマクソニックはウエスタンやアルテックのコピーみたいな会社だったのでは?と色々文献を調べた、やはりそうだ、大きさもコンセプトも同じ、ただ一つ違うのはホーンをしっかりデッドニングしてある事だ、早速購入してみた、JBLは三穴だ、取り付けるネジ穴がないので、何とか、はかって穴を正確にあけてみた、ホーンの正面から見て、音道をピッタリに合わせる為に何度もネジをしめ直した、そして音出し、ツィーターとの繋がりは抜群だったがウーハーとの繋がりが今一だった、そして私はJBLと同じ並列12dBカットスリーウェイネットワークを止めて、シンプルな6dBカットに
してみた、コイルはそのままに、コンデンサーをたくさん買ってきて、事もあろうに耳で決めようとしたのだ、それはとりあえずおいておいて、その音だが、実に静かに穏やかになった。
でも例のごとく二三日で特にドライバーの音がうるさくなった。
可変式アッテネーターを私は疑った、そして部品をUSAのDALEに定め、R1R2で決める固定抵抗にしてみた、その音の差は歴然としていた、今までの鳴り方を遥かに飛び越えた、開放的で明る過ぎず、重心が下がり落ち着いた。
そして低音が前に出た。
それでもウーハーとドライバーは今一つ手を結ばない。
何故なんだろう…
ムンドルフの0Ωコイルを思い出した。
この時はこれだと思った。同じ3mhを秋葉原のコイズミ無線に行き注文した、何と三ヶ月かかるとの事だった、その間私は想像し得る限りの良い音を思っていて待ち焦がれた、その間に酒を飲みすぎ、免疫力が低下し遂に恐れていた喉頭蓋炎になり、唾も飲み込めず、最後には呼吸が殆ど出来なくなり、ステロイドの点滴に繋がれて、緊急入院することになる、何の事はない、私が入院した翌日に少し早く、コイルはドイツから店に入荷したと連絡があったのを見舞いに来た家内から聞いた。
ガッカリしたが一週間で退院し、そのよく翌日に取りに行った、鬼の様に重かったが、そのコイルを二つ何とか電車で我が家まで運んだ。
指の皮が寄って剥けていた。
早速消磁をして繋いだ、なんて力強い音だ、音が前に飛んでくる、時限が違った。
しかし、やはりその時はドライバーとは手を結ぶ事はなかった。
なぜなんだろう…
明日に続く。

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