エージングの時間
エージングの時間について、何度もこのblogで公開して来ました、必要だから書いたのです、しかし、残念ながらご理解願えない方もいらっしゃいます、電気的にも楽器的にも、作ってからの乾きや慣らし経過時間は必要とされております。
作った後インシュレーター(特に木材)はなかなか本体やラックの面に馴染まない(グラグラする)ものです。
新たに購入したケーブルなどは、慣らしていない内はまともな音にはならないものです、強いて話すなら、位相のずれたような鼻づまりのような鳴りかたをします。
作った後に直流で導通をチェックするので、磁化している可能性もあります。
下に敷いたインシュレーターは下や機材の振動との馴染みの時間が(実際に鳴らした時間)100時間はかかります。
何度も話しますが、これが聞いて理解出来ないようであれば、オーディオは出来ないのです。
細かい変化に気付きながら、少しずつ正確に音質改善していくのがオーディオです。
木材製品は作ってから木のそりなどが安定していない内はお客様には送らないものです、楽器は注文してからかなりの納期がかかるものです、それと同じです。
ケーブルは半田をして丸三日間鳴らしてから、私は発送しています、それでもお客様のところで繋がれてからも変化を続けます、もっと話せば永遠に変化し続けるのです。
新たに購入した機材ならば、1000~2000時間はかかります、これはオーディオの一般的な常識なのです、メーカーさんの詳しい方に聞いてみて下さい。
私が購入したヨルマ・デザインの同軸ケーブルは慣らしが最低1000時間と伝えられました、実際はもっとかかりました。
今は本当のオーディオのプロがいない、だから伝わらないだけです。
これはプロの録音現場では当たり前の事であり、エージングなくして答えは出ません、エージングを理解出来ない方にオーディオは出ません。
待てない性格では、オーディオは出来ません、感と理論では理論が勝ちます、感では理由がのべられないからです。
新しいケーブルならば、まず消磁をしてそれから色んなジャンルを鳴らしていく、インシュレーターならばひたすら72時間慣らしてそこで答えを出す、これは当たり前の事です。