クロック周波数の差
マスタークロックジェネレーターのクロック周波数の事です、これが聞いて分からなければオーディオは出来ないと思います。
全く違うと言うより、かなり微妙な差に感じるのですが、全く違うのです。
ウエスタンスピリッツはエソテリックのG‐01です、CDであるK‐01Xとクラスを合わせて一昨年の暮れに購入しました。
クラスを合わせたと言うより、色々聞き比べその差は、他社を圧倒するものでした。
そして国内外の最高峰は音のいいものは殆ど、エソテリックのメカを使っており、やはりメカは大切でエソテリックがトップを走ってる気がしたのです。
普通のCDのクロックは水晶です、ウエスタンスピリッツのものはルビジュームです、色々調べるとセシューム動作が最も誤差がないそうですが、どこのメーカーも使用していないようです、何か理由があるようです。
なのでルビジューム動作のエソテリックG‐01に決めた訳です。
本体とはヨルマデジタルの同軸ケーブルで繋いでおります、色々調べた結果ヨルマデジタルのケーブルをしのぐケーブルは存在しないみたいで、かなり拘った作りをしているようです。
実際、色々なメーカーのデジタルケーブルを繋いでみましたが、やはりヨルマデジタルがダントツでした。
ホットとグランドが完全に同じ長さになるように作られてるそうで、これはデジタルのクロックを決める上に於いて実に大切な事です、ウエスタンスピリッツでは、ハンドメイドなのでこのレベルは作る事が出来ません。
このCDとマスタークロックジェネレーターの組み合わせは、自宅に届き繋いで聞いて直ぐに分かりますが、やはりかなりのエージング時間を要しました。
驚くなかれ、ずっと鳴らしっぱなしで約一年、最近全く別の顔を見せ始めたのです。
それにしてもこのCDの凄さです、一度の不具合も音飛びもなく、ひたすら端正に鳴っています、当たり前とは言え、やはり最高級ハイエンドは凄いと思います。
かなりの情報量です、まだマスタークロックジェネレーターを繋いでないときは、普通の高級CDよりはかなりいいかな?と思ったのですが、マスタークロックジェネレーターを繋いでからは別格です。
ウエスタンスピリッツはずっとアナログ党なので、あまりデジタルに興味がなく、今からするといい加減な機材を使っていました、その時はずっとデジタルも、もっとしっかりと鳴らすべきだと言われ続けましたが、今では異を唱える方はいなくなりました。
どんなに後から色々やってみても、スペックの優れたものを超える事は絶対にありません。
しかし、以前の私のように安価なものからいい音を鳴らす努力も大切な事です。
そこを通った者が将来ハイエンドを使ったら、本当のハイエンドを使いこなせる、私はそう思っております。
クロック周波数の音の差は音楽が変わる程の変化はないですが、それが正解です、激変は少し異常ですから、しかし、システムが極限まで鳴って来ると、感度が上がりとてつもない差になるのです。
マスタークロックジェネレーターもCDも値段なりの価値ありだと思います。