業務用オーディオ
音よりも先に安定した動作が求められます、そしてPA(パブリック・アドレス)なのでショート等が原因の火災で機材やスピーカーが燃えてはいけません、そして、音質はそこそこでなくてはいけません。
今はかなり改善されて来たようですが、かなり過酷な条件下での使用となるので、販売側にも責任があるのです。
ましてや配線まで任されるとなると、責任はかなり重くなります。
そして配線に使われるバランスケーブル、キャノンケーブルやXLRケーブルとも言います、出力と入力に600オームのトランスが入る事により、長くても音質が落ちないとの触れ込みですが、やはり長いと音質劣化はあります。
これを家庭のオーディオレベルで使って、音が良いと言うのはおかしい、バランス接続は音が固く、しなやかさや自由な感じがなく、色気もありません、強いて言えば白黒の音です。
理屈と音質は違うのです、これは理論とはまた違うものです。
業務用オーディオとは安定して動作するものであり、音の為に存在するものではないのです。
スピーカーボックスの中に入っているグラスウールは、中で発生する余計な響き(付帯音や定在波)を減らす他に、何かの原因で起こる火災を防ぐ意味もあり、PAの名残かも知れません。
私はJBL4560BKの中のグラスウールを外しております。
低音が軽やかに下へのびました、プロオーディオは運びやすく少し頑丈に、コンシェマーオーディオは繊細に音質の為に作られております。