再びセレッション
聞いてみました、我がメインシステムはオールホーンタイプなので、そちらとの比較になります。
ホーンツィーターでは絶対に鳴らない軽やかでよく伸びた広い高域、密度の濃い細やかな中域、音階は感じるが、少しモコッとする低域、これがかなり気になります。
その為、奥行きや前後関係が薄く音も希薄に感じるのです。
モノラルも真空管式イコライザーを繋ぎ聞いてみたのですが、やはりメインシステムに遠く及ばないようです。
しかし、小さなスピーカーシステムよりクリアーな低域のメインシステムは、永年の努力の結果、かなりのレベルになっていたのですね。
ネットで検索すると、大型システムに比べ小型スピーカーは、付帯音が少なく音は軽やかと書いてあります。
では私のセレッションはなぜ違和感ありのモコッとした低域が耳につくのでしょうか、考えてみました。
1)やはり製造から年月が経ち、端子やケーブルが錆び、経年変化でネットワークの部品が劣化してる可能性がある。
2)このセレッションはウーハーの下にドロンコーン(パッシブラジエーター)が付いている、それが音の飽和のようなものを招いている可能性がある。
この二つが考えられるが、メーカーのコンセプトを崩したくないので、安易な改造はしない。
ネットワークを高級な部品で、同じ部品定数で回路で自作してみる必要があるかも知れません。
そのネットワークはボックスの中でなく、外にスピーカーから隔離して振動対策をして設置したいと思います。
そして内部配線は自作し交換すると良いかも知れません。
更にスピーカースタンドをしっかりした木材を選び、自作してツィーターを約耳の高さに設定し、スタンドと本体は1センチ程選んだ小さな木材のキューブで浮かせる。
セレッションは蘇り、本来の実力を発揮してかなりの音になるかもしれない。
それでも尚、メインシステムをしのぐのは難しいと推測致します、慣れと経験で大体の素質が分かるからです。
しかし、せっかく手元に来たのだから、何とか鳴らしてみたいのと思うのも心情です。
一つのスピーカーを上手く飼い慣らすのはとても難しいと思います。
やってみなければ分からない?しかし、ある程度の答えは既に出ているのです。