JBL 4560BK
私のスピーカーボックスはJBL 4560BKオリジナルです。
フロントロードショートホーン付きバスレフ型(800ヘルツ以下を再生)となっていますが、実は四つの穴はバスレフではなく、ホーンと言う考えなのだそうです、それもしっかり理論的に作られてるみたいです。
最低再生周波数は60ヘルツとなっていますが、ウエスタンスピリッツではそれ以下の帯域も再生します。
普通4560は低い音階の再生がかなり難しく、こもったようなボコボコの音で、あたかもボックス自体を鳴らしているように聞こえます、またそのようによく言われて来ました。
私は大いに疑問をもち、色々な方の意見を聞き、鳴らないのでなく、こちらが鳴らせないのだとの結論に至ったのです。
素人の手に負える代物ではなかったのです、そして、しっかり周りから鳴るように固めていったのです。
実際に聞かれた方は一様に「普通のJBLの音ではなく、聞きやすく穏やかでハイエンドの世界に感じる」と感想を述べられます。
そう普通のJBLとはまるで違うのです、そして、カタログに書いてある最低再生周波数60ヘルツですが、鳴らすのが難しい為、誰もウエスタンスピリッツのような音階を4560から鳴らせないのです。
私のオーディオの音質改善は、このJBL4560を鳴らすためのやり方だったのかも知れないと思うようになりました。
強烈過ぎるが故に床や壁や天井を震動させ、己の力で鳴らなくしているのでは?
この欠点を埋める為に、私は人から教えてもらい、木材をたくさん使ったのではないか、最近思うようになりました。
現に金属を沢山使って、その加工精度を上げ、上手く鳴ってるシステムもあるので、総てを否定する事は出来ないと思います。
金属は金属寄りの音へ、木材は木材寄りの音へ変化します。
その割合もありますが、一生実験の連続なのではないでしょうか。
どこかに答えがあると思っていた自分が甘かったのでは、最近そう思います。
人間もオーディオも平均にならす事は出来ない、だから奇想天外で面白いのです。