分かる人には分かる
じっくり聞かなくても音の変化は一瞬で分かります、しかし、慣らしは別です、何かを入れ換えると最低でも十日間から一ヶ月は慣らしが必要です。
でも慣らさなくても答えは直ぐに分かります、いいものは最初からいいものです、つまり素質があるのです。
しかし、その時は駄目なものでも前後関係を改善することと慣らしを経て、いい方へ改善される事がある、このコツが難しいのです。
オーディオの真実を研究して来ました、しかし時に柔らかさを出すためにあえて少し鮮度を落とす事も必要な時があります、私の場合それが低磁束ノイズカットトランスで、繋ぐ事により音が芸術的になります。
たくさんの中から一つの本物を見分ける耳や眼力が必要です。
機材の下に敷くもの、様々な金属や木材、その質量と形に取り替え聞いてみると音はコロコロ変わります。
そして色々聞いていく内に,、たまに分からなくなったりしますが、やはりいいものは最初から圧倒的にいいのです。
それと難しいのはハイブリッド(異なった素材を重ねるなどして合わせ、共震点を変化させる)です、これは経験を積むしかないようです、ひたすら粘着質にやった者勝ちです。
私は木材以外を否定していましたが、システムも部屋も聞く距離もそれぞれに違うのです、ひとくくりには出来ないと思い直しました。
オーディオは違いを一瞬で聞き分ける能力を鍛えなければなりません。
素早く聞き分け、素早く、正確に理解し、素早い冷静な行動力が求められます。
因みに私は帯域バランスを聞き分けるのが得意です。
これがズレると何時も話してるような、低く沈み込んだ素敵な低音は鳴りません。
暫く聞かなければ分からない方がいらっしゃいますが、長く聞かなくても素質だけは直ぐに分からなければなりません。