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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

自作ネットワーク蟻地獄から私は脱け出せたのか?

今回の蟻地獄ブログの呟きで、私は、いっけん頭の悪さをたくさん露呈しているが、実は、同じような間違いをしている人がどれだけ多いか計り知れないと思う。
それは、JBLと言うブランドが持つ、一種独特な魅力的で、且つ、神秘的で、いつかまともに鳴るかも知れないと人に思わせるだけの説得力のあるサウンドがあるからに他ならないのではと思う。
それにしてもなかなか上手く鳴らない。
そして、私は思った、三十年もたって今さら馬鹿な話だが、JBLの公称インピーダンスを、初めて信用してみようと。
それほど、若い頃にうけたピュアな洗脳とは恐ろしいものなのだ。
そして私は、使っていたネットワークの部品定数からカットオフ周波数を逆算しみた、ウーハーのハイカットは3mhだったので425Hzだ、そうすると、それに合わせるにはドライバーのローカットは、47.0μfになる、我が家にあるコンデンサーをかき集め、五個合わせて何とか47.0μfをLCRメーターで正確に計って作り、繋げてみた、位相のずれは少しはあるものの、恐ろしい位に上手く繋がった。
メーカーの公称インピーダンスを信用せよ!
今さら馬鹿な話だが、その答えがやっと出た。
しかし、一ヶ月聞いていて分かる…特にビアノの左手の音が苦しい…
すぐに分かった、LE-85はカットオフ周波数500Hzから上で使えとスペックにはある。
私は、さすがにそれは分かっていたが、あえてセオリーを飛び越えてみたかった、それがまた失敗に終わった。
でもやった分だけ、色々分かり、同じ失敗を繰り返さなくて済むわけだ。
無駄と私は思っていない。4560についても色々調べてみた、200~800Hzでフロントロードホーンの効果により、能率は6dBブラスされる、つまり800Hzでカットせよ、なのでは?と思った。
それで、やってみよう、それにはせっかくだから、この際コイルも変えてみたい、前から気になっていたDIYオーディオの空芯銅箔コイルである、800Hz6dBカットで部品定数を計算すると、ウーハーのハイカットコイルは1.6mhでドライバーのローカットは24.7μfである、例の如くコンデンサーをかき集めて三個パラって作り試した…遂にやった!
そう思った。
そして私はLE-85の気になっていたダイアフラムをUSAラジアンに変えた、そして、ドライバーのダイアフラムのリード線とウエスタンケーブルを直に半田付けし、バックプレッシャーに分厚いニードルフェルトをしっかり張った。
250Hz迄のコーラルのホーンと、4560のフロントロードホーンの効果が手を結び、歪みのないJBL LE-85とコーラルのツィーターH-105が正しいネットワークでしっかり繋がった音を私はやっと聞いた、この喜びは察してもらう他はない、さて、最後にドライバー迄半田で直付けをやった私が次に何をやったかそれは貴方のご想像におまかせする。
物凄い音になります。
最後にネットワーク内のケーブルや部品のぶらぶらはとても音を濁します。
しっかりとめましょう。
最後の最後まで諦めないでやった人は、必ず私と同じ世界を味わえるはずです。しかし、これはあくまでも私のJBLとコーラルを使った主観であり、それが総てのメーカーの製品の総ての人の耳や感性に当てはまる訳ではない事を申し添えておきます。
やるなら、あくまでご自分の責任に於て、部品メーカーや定数を弾き出し、徹底的にやってみて頂きたい。但し、大変ですよ、偶然に一発で決まったなど絶対にあり得ない、少しすると必ず粗が出てくる、それをいかに正確に見つけ、対処して潰していくかです。
私の使っている総てのものはあくまでも参考の為に書いたものであり、それは各々が選択して頂きたい。
同じものを使っても同じようには鳴らないと思うからです。
気に入れば何でも構わない、音が良ければ何でもありだと思います。
まだまだ続きますが。
オーディオは楽しい。

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