オーラトーン5Cの行方
5Cは、家内の友人で保険の代理店をされてるHさん宅へ行きました。
購入してから三ヶ月ほど、夜、5Cを聞きながら飲んでいたときの事です。
「H君はこの音好きかも」と家内は言いました、確かに彼は余計な音のないシンプルなスピーカーが欲しいと仰っておりました、またバスレフも好きでないと言っていました。
代理店の仕事は今決算で忙しいと聞いてましたが、何とかお時間を作り、聞きにいらしたのです。
大変お気に召されたようです「なんでこんなに小さなスピーカーからこの様な音が鳴るのか分からない」連呼されてました、彼はこだわりやさんなのです。
彼の乗ってる車シトロエンのDS(パリジェンヌ)を見れば分かります、ちょっとお目にかかれないくらいおしゃれです。
シトロエンDSはフランス車で、我が家のPeugeot308GTラインと同じエンジンです。
遠くからわざわざ来られたのでお約束のシャンパーニュを二本差し上げました。
一本は帝国ホテルのハウスシャンパーニュだった(今はボランジェ)ゴセ-ブラバンのナチュレ(ドサージュなし)とアグラパールの7クリュ(セットクリュ)です。
スピーカーは平気としても、シャンパーニュはお気に召されるでしょうか…
前回はジャック‐セロスとG‐アッシュ‐マム(F1レースでのシャンパンファイトで抜かれるシャンパーニュでF1のスポンサーでもある)です。
前回はどちらもお好みだったようです。
それにしても、オーディオとシャンパーニュ&チーズはよく似ていると私は思います。
聞き方や飲むときの組み合わせに好みが別れ、またそれぞれに味わいがあり、私のような大掛かりなマルチシステムや、小型スピーカーが鳴らす別な魅力を比較する上で、その嗜好は別のものですが、その比較が楽しみでもあります。
ワインやシャンパーニュや色々なチーズとの食べ比べや飲み比べ、何処かオーディオと似通ったものを感じます。
趣味とは何でもそうですが広い知識と経験が必要です。
車に例えるならば、何故、この車種を選び、それでどの様な走りをしたいのか、その拘りがとても大切になります。
オーディオもシャンパーニュもチーズも料理も全く同じ事です「芸能人の食リポ」正直見ていられません。
ただ「美味しい」「柔らかい」「美味っ」「食べた事がない」さっぱり伝わって来ません。
その点、今回のHさんは違います、何処がどう良いのか好きなのか的確に話されます、そして当然、保険のお仕事は完璧です。
いいところに行って良かったです、ありがとうHさん楽しんで下さい。
しかし、その時一緒にお付けしたキャロットワン(真空管式の小さなアンプ)からノイズが聞こえるとの事、Hさんは再びお車でご持参になり、アンプを変えたりして実験しました。
確かに話していたような極僅かな「線香花火が弾ける時のようなガサガサッ」ノイズを確認出来ました。
キャロットワンはもう一台ありましたので、そちらを鳴らすとノイズは全く出ません。
そちらと交換しました、これでHさんの環境でノイズが出なければ良いのですが…
因みにノイズが出ない方のキャロットワンの方が音が良かった気がします。
とりあえず良かったです。
Hさんはお盆の帰省ラッシュの前に早々に帰って行かれました。