電源ケーブル
届いたノイズカットトランスは鳴りました、未だに変化はしていますが後は何年もかかるでしょう、一時側までのリネン(麻糸)巻き電源ケーブルを作り交換してみました。
おことわりしておきますが、ウエスタンスピリッツはもうウエスタンの線を使用しておりません。
ウエスタンスピリッツが電源ケーブルに使う単線は、極普通の日本の1.6mmPEW(ポリエステル被覆ワイアー)単線です。
何故かと申しますと、音が良いからです、AWG(アメリカンワイアーゲージ)16GA(アメリカンゲージ)には1.6mmがないのです、この太さは音がちょうどよく譲れません。
皆さんが良く購入されてるウエスタン単線の16GAとは、正確にノギスで計ってみると、1.27~8mmで僅かに太さが足りません
かといってそれ以上太いと音は鈍く、解像度が低く電源ケーブルとして使い物に なりません。
私は安定して供給出来るケーブルを苦肉の策としてたまたま探し、購入してみた日本の1.6mmPEW単線の音を聞き、ウエスタンの単線にピリオドを打ったのです。
PEWとは被膜で、ポリエステル(またはエステル線とも言われる)は塗膜剥離剤で剥離する事が出来るので便利です。
カッターナイフでこそぎ落としていては線に傷もつきますし、線の太さも一定しません、よって音の為に良くありません。
私は剥離剤で溶かしむいています。
これをコンセントからノイズカットトランスの一時側まで配線してみました。
以前から二年程気になっていました、改めて繋げてみると、想像どおりかなり音が違います、解像度がかなり上がりました。
オーディオを大切に考える者としては、見過ごせない事実です。
ウエスタンの16GAはもう時代遅れだと思います、電源ケーブルで音が変わらないなどと話してる人がおりますが、それは詭弁です。
僅かな差を積み重ねて音質改善していくのがオーディオなのです。
ノイズカットトランスが揃った今、いよいよ佳境に入ってきました、まだまだではありますが、もうやることは限られて来ました。
最後の最後はやはり大切です、他のところはトランスまで未だに赤黒ケーブルです、時間をかけて検証しながら作り配線完了させます。