マスタークロックジェネレーター
購入して良かった、クロック周波数によって、録音年代による音の広がりや、その雰囲気が面白い程違う。
この差が分からないようでは、オーディオは出来ないと個人的に思う。
確かにクロック周波数による音の差は、大した事ないと思うが、まるで音楽が変わったように私には感じる、この僅かな差が欲しいのである、聞いているとその凄さがだんだん分かって来る。
マランツのCDを久し振りで聞いた、CD‐72AFである、とにかくエソテリックのK‐01XとマスタークロックジェネレーターG‐01の組み合わせは抜群だった。
そして両者のエージングもかなり進んだのだろう、間に合わせにマランツに交換してがっかりした、極普通のCDの音だったからである、今でもマランツは人気が高い、ただずっとエソテリックを聞いてきて分かってしまったのだろう。
CD本来の能力の差もあるが、やはりマスタークロックジェネレーターは繋げるならば、繋いだ方がいいと思った。
マランツのCDは録音年代やレーベルやアナログとの差がとても大きい、それに比べてエソテリックの音は録音年代やレーベルやアナログとの差が少ないと思う。
つぶさに聞いていると、本当に値段値音が違うのか?と聞かれると答えに困るが、やはりその少しの所で違い、何故ハイエンドなのかが見えて来た気がする。
初めはマスタークロックジェネレーターの周波数を変えてみても、あまり大きな差を感じなかった、今回K‐01Xもマスタークロックジェネレーターを繋がず聞いてみた、やはり繋ぐと各段に音は違うのである。
予算のある限り、優れた機材を使う必要性を強く感じた。
考えが変わった、いいものを更によくする事は出来るが、能力の低いものはどんなに頑張っても、ある程度は改善されるが、高級品を超える事は出来ない。
とは言っても、やはり自分が使っているものを愛し、少しでもいい音を聞こうと努力する姿勢は素晴らしいと思う。
それすら出来ない人に高級品など使いこなす事は出来ないからである。
オーディオに永年携わっていると色々な事に遭遇する、良いにせよ悪いにせよ、その総ては経験になり、知識となる。
そしていつか、誰にも鳴らせなかったとんでもない立派な音を、鳴らしたいものである。
一見どうでもいいような所にこだわり「こちらの方が少し優れている」これを間違いなく重ねて行くのがオーディオだと思った。
しかし、立派なエソテリックにもやはり欠点がある、確かにいい音なのだが、少し固く感じる。
マランツは固さがなく別な意味で、開放的な気がした、普通のCDなのでディスクの読み取りも早い。
両者は、比較するものではない気がした。