シャンパーニュ
三枚目の写真の左のシャンパーニュが、HENRI‐GIRAUD(アンリ‐ジロー、アイ、グランクリュ、フェドシェーヌ)1999年ものです。
右がGosset‐Brabant(ゴセ‐ブラバン)ナチュレ グランクリュです、アンリ‐ジローはこのさい野暮なので金額は伏せます、ゴセ‐ブラバンは八千円に消費税位です。
ゴセ‐ブラバンは、繊細でしっかりした味わいなのに、コクと切れがあり我々の好みです。
去年夏に、ソムリエさんから連絡が入り、頼まれたアンリ‐ジロー09の他に99も入りましたとの事で、当然両方とも購入して来ました、ゴセ‐ブラバンは、普段使いで何かことある毎に飲んでいます。
がしかし、このゴセ‐ブラバン、浮気をしてネットで購入したことがありました、かなり安かったからです。
届いて10日程セラーで落ち着かせ楽しみにしておりました、コルクを抜いてみるとあら不思議。
何時も購入してるゴセ‐ブラバンのコルクには、ゴセ‐ブラバンの顔の絵が焼き付けてあるのに対し、そのお顔がないのです、味もすっぽ抜けたような風味のない、パンチのない感じでした、何時も飲んでるので直ぐに分かりました。
少し待っても最後までのんでも、味は全く変化せず駄目でした、そして旅行へ行った熱海のホテルでも、ゴセ‐ブラバンを二本入れておいてもらい飲んでみたのですが、やはり顔の焼き印はなくて、味もやはり駄目でした、ホテルは仕入先がないので、多分安価なネットで仕入れたのだと思います。
それで普段使いのゴセ‐ブラバン ナチュレの写真とコルクを載せたのです、何時も購入してるお店のものは、ちゃんとコルクにゴセ‐ブラバンの顔の焼き印があり、いつ飲んでみても安定して別格に美味しいのです。
同じシャンパーニュのお値段が三千円も違う筈がないのです、総てではありませんが、やはりネット販売は気を付けなければいけません。
ワインやシャンパーニュは結構現地での保管に問題ありなのだそうです、たまには野ざらしもあると聞きます。
安く買おうとせず、信頼のおけるお店から購入する方が良いと私は思います。
アンリ‐ジローの99は正に別格でした、色も味も濃く混ざり合ったような、適度に炭酸が抜けた感じは、何とも柔らかで癒されました。
当然アンリ‐ジローの09もまた別格です、それにしてもアンリ‐ジローと飲み比べになるゴセ‐ブラバンの味には脱帽します。
ゴセ‐ブラバンのワイナリーはAY村にあり、その真向かいが有名なボランジェらしいのです、ゴセ‐ブラバンとボランジェはお互いを称えあい、ほめあっているそうです。
良いお話しだと思います。
ゴセ‐ブラバン ナチュレ(ドサージュゼロ)だけは、値段じゃないと言えると思います。
かなり飲んで来ましたが、飽きる事がありません、それはエグリ‐ウーリエも、ジャック‐セロスも、アンリ‐ジローも、ゴセ‐ブラバンも同じです。
ワインは適正価格で購入しましょう、初めて飲んだワインが、すっぽ抜けたような味ならば、ワインが嫌いになってしまう、そのくらいの差です。