ノイズカットトランスその後
先ずウーハーに繋がってるパワーアンプのノイズカットトランスから外した、ウーハーの音は軽くなったが、トータルでバランスが宜しくない。
ドライバーとツィーターのアンプのノイズカットトランスも外した、結果良好だった。
それから二台(モノラル仕様)のチャンネルデバイダーとプリのノイズカットトランスも外した。
マルチシステム、つまりアンプ系のノイズカットトランスを総て、少しずつ時間を於いて外していってから結構日にちが経った、ずっと鳴らし聞いてきた。
今繋がっているのは、CDP、マスタークロックジェネレーター、アナログプレーヤーの三台です。
この時アナログプレーヤーの電源ケーブルも、中で錆びていたので、新たなケーブルに交換した。
トーンアームの調整もやりなおした。
重い音から解放され、軽やかで情報量も明らかに増えた、ストレスを感じずしっかりしたチャーミングな音になった。
ウエスタンスピリッツでのノイズカットトランスは、アンプ系に繋ぐと情報量が減って、もやがかかったような音になり、全体的にボケた。
しかし総てのオーディオシステムがこの様になるかは分からない、でも大体は似たような傾向になると思う。
以前、中古の機材を使っていた時は、そのボケた感じがあらを適度にマスキングして聞きやすかったのだと思う。
私が使っていた中古のアンプ系は、作られてからアバウト40年程経ったものだった。
部品の経年変化による容量抜け、半田の不良や接点が錆びていたのは明らかだった、中を見ても埃だらけだった、接触不良も多かった、ハッキリと音に出ていた。
そのアンプ系にノイズカットトランスを繋ぐと音質の悪さをマスキングされるのか、聞きやすくなった気がした、しかし情報量はがっくりと落ちた。
ノイズカットトランスは、デジタル機器や、アナログプレーヤー等のモーターのある機材には有効かもしれないが、アンプ系には効果は薄いと思う。
ノイズカットトランスが流行ったのは結構前の事である、CSE等色々調べてみたが、今の考え方とは少し違うようである。
やはり使いどころだと思う、私のようなやりすぎはあまり良いとは言えないようだ。
ウエスタンスピリッツは合計六つのノイズカットトランスを外した、結果、音は可愛らしくしっかりした。
明らかに情報量は増えた、今までに聞こえてなかった音が聞こえた、などと言う単純なものではない。