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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
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昨日の追加

オーディオが上手く鳴らない理由の一つに、スピーカーの振動や生活音が機材に伝わり鳴らなくなっている事をお伝えした。

本来パワーアンプが唸っている事自体が問題なのですが、優れたパワーアンプもやはり微弱ながら唸っています。

しかしそれ以前に、市販品のスピーカーシステムならその範疇にないが、私のようにユニットをチョイスして独自の鳴らし方を求めている方は要注意である。

私はJBLです、若い頃、カタログでユニットそれぞれのスペックを見て、無限大の可能性を感じたものだった。

プロ用の為色々な現場に対応するため色々なユニットが存在した。

しかしユニットの組み合わせとは、そんなにたくさんのパターンは存在しないのです。

抜群の組み合わせと出会い購入出来たとして、ネットワークやマルチシステムでそれらの帯域バランスをとるのは正に至難の業である。

私は約四十年苦しんだ、実際やった事もないのに、色んな事を語る方がいらっしゃるからである。

ユニットそれぞれの周波数によるインピーダンスを正確に計り、ネットワークを組まないと正確に部品定数を割り出せないとかである。

納得して実際にやってみたが、JBLのユニットは特に一つ一つ揃っていない、やってみたところでいい音にはならなかった。

当時は今と違い、優れた部品が溢れていた、定数も一つ一つ揃えオーダーを受けてくれる会社すらあった、それでも優れたネットワークを作る事は出来なかった。

後に分かった、そんなに正確でなくとも大丈夫「メーカーの公称インピーダンスや能率を信用せよ」部品の定数の誤差は3パーセントから10パーセントである、その範囲に収まっていれば大丈夫なのである。

その点マルチシステムは有利とも言えるが、ここから先が問題である、それぞれにパワーアンプをチョイスしなければいけないからである。

基本的にマルチは同じメーカーの同じクラスのパワーアンプで総て統一しなければならない、出来たらプリもチャンネルデバイダーもである。

メーカーやクラスが違うと、動作点や鳴り方やゲインが違う、一斉に鳴ったとき鳴り方がバラバラで繋がらないのである、いくらマルチと言えど、やはり一つのシステムなのである。

カットオフ周波数やレベルコントロールでバランスがとれる、そう勘違いされているようだ、そんなに簡単なものではない。

マルチシステムは今書いたように揃っていれば成功の入り口、と言いたいところですが、そんなに甘くはない。

やはり経験とセンスが必要なのです、音を理解していないととんでもない帯域バランスになってしまう。

例えば中域がうるさいからと、中域だけをレベルコントロールで調整してみる、すると高域が出過ぎたり減ったり、低域の締まりがなくなったりおかしな低域になったりする。

中域がうるさいのは、ウーハーの鳴り方に問題ありな事が挙げられる、電源だったり配線の仕方だったりもする。

逆にツィーターが原因だったりする、コンデンサーだけでカットしている場合に多い、ツィーターは低域を適度に縛る(しばる)役目もあるのです。

総ては帯域バランスの取り方と、他に不備がないか?なのである、どこをどうすればなど素人の会話なのです。

過去のブログに何をしてきたのか、どう改善されたのか、どう駄目だったのか、出来る限り書いてきたつもりです、お暇な時に全部読んでみて欲しいのです。

このブログは優れたケーブルを作ろうと、JBLから端正な音を鳴らそうとした私の音質改善ブログであり、その検証であり 実験結果です、本当にキチガイのように色々やってきた。

検証である以上、言い訳になりますが、後にその答えがひっくり返るのは仕方のない事だと思います、答えがないのに更に上を目指そうとしているからです。

ただ最初から最後まで読んで頂かないと、私が失敗した事をそのまま真似る事になります、端折らないで総てお読みになって欲しいのです。

ウエスタンスピリッツはまだまだですが、まあまあのレベルはとうに超えています、しかしまだまだ分からない事だらけですが、これからも宜しくお願い致します。

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