レコード演奏家
私はオーディオケーブル製作者であり、アナログをこよなく愛するレコード演奏家であると自分で思う。
我が家のオーディオは、ケーブルを作る為に音を端正にしたかった、一般的なJBLの音では嫌なのである、これが本音、特殊なシステムに出来上がったケーブルを繋いで検証しているのではと、思われたくないのです。
本当はCDは二の次なのかも知れないが、CDも上手く鳴った方がいい、しかし聞くのはほぼレコードなのです、そして、自分の事を一番理解できないのは自分自身である事に気がついた。
私は個人的にどうしてもデジタルに馴染めない、手を加えるところが少なく中で何が起こってるか真実が分からずイライラする、そしてつまらなく感じる、それでも何とか上手く鳴らしたい。
アナログは作ったところが少なく、総てが見晴らせる気がすると思いませんか、S/Nがどうとか正直どうでもいい。
屁理屈などいらないから、ただ聞いていいか悪いか、ただそれだけである。
私は自分で言うのも変ですが、かなり変わっているので、ことオーディオの話になると、誰とも噛み合わない、とにかくシステムをまともな音にしたかった、この意味が上手く伝わらない。
見ている所も感じているところも全く違うと思う、これを理解してくれたのは家内だけてある。
そもそも私はオーディオオタクでもマニアでもない、レコードオタクであり、違和感のない音を聞きたい、それがヴィンテージJBLだったから大変だったのだと思う。
それを求めて来たら、色々分かってきたと言った方が良いかもしれません。
オーディオはまともにやればまともな音になりますが、どこかが間違えているからまともに鳴らないのです。
しかし、凝り固まった思考(セオリー)が邪魔をして、なかなか間違いを認める事が出来ない。
特にアナログは個人の腕(調整能力)にかかったガチンコ勝負です、そこがたまらない魅力なのです。
アナログはオーディオらしくも人間らしいと思います。