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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
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CAROL THE BEST


今回は、CDですが、たまたま近所のブックオフにありました、ちなみに私は昭和34年生まれです、それがどんな時代だったか…懐かしくなり購入してきたのです。

意外と音が良くてビックリした、昔コピーしようと、がむしゃらに聞いたキャロルと全く違う、若い頃、いかに酷いステレオ(電蓄)を使っていたのかが分かった。

私がレコードで買ったのは多分中学の一年生だっただろうか、暫く聞いてなかった…

それまで北海道の田舎では、まだフォークソングが流行っていて、生ギター(この時代にアコギと言う言葉はなかった)が流行っていた、そこに突然キャロルのカッコいい曲が小さな街にも流れだし、私の両親等は不良の音楽と言ってました、読んでいる若い人達は笑うかも知れないけれど、当時はエレキを弾いてるだけで学校の先生や世間から不良と呼ばれた、でも女の子達からは、カッコいいと言われた、髪をのばし、それをMG5のチックでオールバックに綺麗にまとめていた、私達のグループは、当然地元の高校生から目をつけられた、おい中坊っ!ちょっとツラかせよと言われ、上等じゃんっ!俺達は負けた事がなかった、高校生であろうと河原に連れていき二度と闘う気がなくなる迄、徹底的にボコボコにした。

しかし、それは小さな小さなコロポックルの街だったからそれで済んでいたのです、その小さな街が私の世界の総てだったのです(笑)

そしてその後ダウンタウンブギウギバンドが出てくる迄の間、キャロルは下火になり、またフォークの時代となる。

その頃私は北海道から東京へ上京した、上京と言えばカッコいいが、私の場合勉強が嫌いで、偏差値がかなり低く、地元の高校は総て無理で、地元の職業訓練校からも何をするか分からないので、来ないでくれと頼まれた為、両親がおばあちゃんに頼み込み、私だけ千葉の市川へ上京してきた訳です。

普通科の偏差値の低い高校へなんとか合格し、登校初日に私は驚いた、北海道の高校生とは全く不良のレベルも体格も全く違い、教室の中は一触即発状態で近隣中学で番をはってきた奴等がゴロゴロいた、その連中誰もが自分が一番と睨みあってる状況、いやはや、えらいところへ入ってしまった、私は北海道へ帰りたかった。

正直チビりましたよ、映画と違い本気で相手を殺す気で喧嘩してきた奴らばっかり。

ビーバップハイスクールやクローズゼロやドロップなんてもんじゃない、その中には彼は一年の一学期(夏休みあけ)で退学になったが、神戸からきたトリプリ(ダブリの次)もいた、見た目は目付きがかなり鋭く、完璧にヤクザである、身長は180は軽く越えており、そんなガタイの奴がクラスにゴロゴロいた、先生が入って来ると、いきなり一番後ろの席の奴が野次り出し話しにならない。

そんなクラスだった、通学の途中にも悪いのはたくさん他校にもいたが、我がクラスの様な迫力あるのはまずいなかった、朝鮮高校(チョー校又は三ペン)もたくさんいた、たくさんでまとまっているので、破壊的に恐ろしかった、でも売られた喧嘩は全部買った、でもクラスの一人一人は実は全くそんな事はなく、見た目は恐ろしかったが中身はみんな優しく良い奴ばかりだった。

高校生活最後の三年の学園祭に私はグループを作り、キャロルを歌いまくった、おめぇ、普段しゃべってる時と全く声が違ってレコードみてぇだったぜ、カッコよかったよと言われ嬉しかった。

このCDにはそんな想い出が詰まってます。

色々あったけど、思い出すと楽しかったな、キャロル最高。

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