バッハ、ヴィヴァルディ、ヘンデル
今日は、いわゆるバロック音楽の話です。
最近聞いてます、目をつぶり聞いていると、単に曲を作っているのではなく、複数の楽器の音の色んな音階を合わせて、音で色んな自然の音や情景や季節や感情を表現しようとしているのが分かります、暖炉の暖かな炎や、果物が並んでいる情景まで分かる様です、凄い事です。
音楽ですから、旋律も確かにあるのですが、多分色々な楽器の音をバランスさせて、情景や情緒を描いていると私は思ったのです。
何でバロックを聞くのか?やはり聞きやすいからだろうと思います、曲に臭みや嫌らしさがないと言ったら良いのだろうか、とにかく綺麗に可愛らしく聞こえるのです、それは確かに綺麗事ばかり描いてる訳ではない事は分かりますが、弾いてる人にもよりますが、バロックのジャンルは旋律が飛び抜けて私には聞きやすいのだと思います。
私はあまりCDを聞きません、九割がたがアナログレコードです、クラシック、ジャズ共に殆どがアナログなのです。
それは何故か?
アナログの鳴り方が好きだからです、CDは何かこう、心にグッと来るものがないのですね、私には。
それとアナログは自分の力量を試されます、私は同じものを(もしくは低いレベルのものを使う事もある)使い、全く違う音を出して人を驚かせるのが好きなのかも知れませんが、アナログは神経がヒリヒリしていて、いけるのです。
特にクラシックの日本盤で、日本フィリップス盤のうるさいグりュミオーのバッハ無伴奏や、ヴィヴァルディの四季が潤いながらも全くうるさくならない鳴り方に、我が家に来る人は驚きます、このレコードは鳴らすのを諦めた人も多いと思います、録音が悪いのだと、そうではありません、みんな上手く鳴らせないのです、曲がりなりにも日本フィリップスがそんなレコードを販売するはすがない、ちゃんと録音されてるのです、私のシステムはJBLのオールホーンシステムですが、ちゃんとうるさくなく鳴ります。
しかし、たかがレコード、されどレコードです、レコードは今回の様に私に色んな事を教えてくれました、これからは恩返しのつもりで、鳴らないレコードを減らして行くつもりです。