ウーハー
色々なメーカーの様々な大きさやタイプのウーハーを使って来ました。
一番最初に私が使ったスピーカーシステムは、コーラルのX‐7でした、ウーハーは30センチバスレフでした、今思い出しても優秀なスピーカーだったと思います。
次に先輩から譲り受けたJBLの25センチフルレンジ2120、25センチです。
それを100リットルのボックスを作り、ツィーターはJBL077を8キロでローカットだけして、バスレフでなく、下にJBLのパッシブラジエターPR‐15Cを付けて聞いていましたが、コーラルのような低い低音は鳴りませんでした。
そしてそこから一気に三年で、今のJBL4560BKを手にしました、ウーハーはJBLの2205Aでした、ドライバーは2420でホーンは2345でした、ツィーターはJBLの077を暫く使っていました。
とにかくジャズしか鳴りませんでした、その頃、職場の先輩に門前仲町のジャズタカノへ連れて行っていただきましたが、音に癖があり、私の好みの音ではなかったのですが、タカノさんは亡くなる前にとても良い音を鳴らされていたのを思い出しました。
その頃の低音は端正で忘れる事が出来ません。
私は今もその亡霊を探してるのかもしれません、お金をたくさん使い音が劣化する人が多い中、タカノさんはあまりお金をかけずに成し遂げた一人でした。
個人的に部屋が狭かろうが、ウーハーは38センチを上手く鳴らす努力をしたいものです、やはり小さいウーハーからはそれなりの低音しか鳴らない、私はそう思っています。
何と言おうと38センチのウーハーの音は余裕があり柔らかく気持ちいいのです、付帯音がどうのこうのではなく、それが柔らかさを出しているのです。
スピーカーの前にスピーカーを置いてはいけないと語る人がいらっしゃるが違う、それも作用しあい音は構築されている。
何かをなくせば確かにスッキリするが、別の大切な何かを失った、これも事実です。
オーディオは経験とセンスを磨き、人の鳴らせない音を鳴らす、永遠に終わらない趣味です。
ウーハーなどその中の一部分にすぎず、総ての帯域バランスが整い鳴っているのです。
苦しみたくなければ、センスを磨き本物のメーカー品の商品を見抜く力をつける事です。
何を使ったらいい?答えは何処にもない、だからその事に関し私は一切語らない。
どう鳴らしたのか、結果は聞いていいか悪いかただそれだけである。