英ちゃんの介護施設
母はアルツハイマー型認知症を患い、埼玉県行田市の介護施設で、手厚い介護を受け暮らしている。
今回は少しナーバスな感じだった、午前中往診があったと聞いていたので、何か嫌な検査をうけたのだろうか。
そして会うなり「ごめんな、ごめんな、悪かったな」これを何度もくり返した、でもその言葉の意味は理解不能。
そして再び私の名前を聞いてみた、直ぐには出て来ないが、今回は言葉になった、そして家内を指差し正確に名前を言った。
つまり今日の面会時間の時は、言葉や伝えたい事柄が上手く伝わらず、イライラしていたのだろうと思った。
そして我々にずっと詫びている言葉は、社会と上手く繋がらない疎外感か、感謝の気持ちかもしれない。
とにかく母が何を伝えているのか、こちらが理解してあげなくてはならない。
なので我々は母に「母さんは何にも悪いことしてる訳ではない、病気なんだ」と、何度もくり返し伝えて来た。
前回あざになっていたお顔は、綺麗に治っていた。
最後に少しだけ以前の笑顔が見られた、母さん、また来るからね。