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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

JBL4560システム

今日もJBLは、ご機嫌で鳴っている、先日購入したレコードが届いた、Concord CJ-32 JONES・BROWN・SMITHだ。

HANK JONES.Piano&fender Rhodes
RAY BROWN .bass
JIMMIE SMITH.drums
1977年録音のアメリカ盤である。

今は我が家で聞くと、米盤のConcordはとても重厚な音になる、ところが、以前は軽く明るいだけだった、それを疑い、私はどこにもないような、ちゃんとした鳴り方にしようと、努力して来たのだ、だから普通の考え方とは根底から、少し違うのだと思う。

人には勝負レコードなるものが各自あると思うし、何かを実験したらこのレコードを先ずかけて、変化を検証すると言うものが、何枚かは存在するだろう、それがないと基準がなくなり、実験結果は分からない。

私が実験後に検証するレコードは、Concordだけではないが、いつも何か実験した際に検証するレコードがやる前と比較して、数倍良く鳴ったと思えた時に、Concordはいつも更に良くなるのです、Concordのレコードには、一貫した音質があり、どれをかけてもその変化は我が家では分かる、いつも検証するレコードが上手く鳴らない限りConcordのレコードは、私にそっぽを向くことになる。

誠に難しいレコードレーベルである。

店頭にあってもConcordは多分あまり売れない、あまりメジャーでないのと、普通の装置で上手く鳴らないのだろうと思う、でも特殊な録音ではない。

以前私のお客様が、神田でConcordを見つけ、購入して来て喜んでいた、呼ばれて聞きに行くと、爽やかな明るい(少しうるさい)だけの音だった、次の週に我が家に購入したレコードを持って試聴に来られた、我が家とのあまりの鳴り方の違いに驚いていた。

そう、その方は、何年かぶりで我が家に来られたのである、その時私は悟ったのである、錯覚ではなかったのだ、やはり我が家はかなり進化していた事になる、いつも来られているお客様から良くなったと言われても、なんだかピンと来ないのだが、やはり数年振りで来られた方の意見は重要である。

こう話されていた、今の鳴り方は、まるで私の性格まで変わったようだと。

でも、それも確かだろう、数々の失敗を繰り返し、一人で闇雲にやっていた頃はもっとストイックで脱線寸前の音で、かなり危なかった、気が付いたら独特な鳴り方になっていた、今はそれが分かり、気持ちも穏やかになり、人の意見を以前より聞ける様になったと自分で思っている、だからそれが多少なりとも、音の変化として出てきたのだろう、自分で聞いていてこう思う、あまり細かな表現はしないが、おおらかでたくましく、包み込む様な寛大な優しさがある音だと。

私のJBLは重いパンチがきいて、穏やかだ。

オーディオは、使っている人のその時の感情や、心理状態が、ハッキリ表れるといって良いと思う。

JBLよお願いだ、大切にするから、ずっと私の側にいてくれ。

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