TADの達人が訪問された
久し振りで私は楽しみにしていた、達人は私よりも少し歳上で、物凄いクリアーな整理整頓された音を鳴らしている、部屋も生き方もそうだ、さっぱりした人物なのだ、社交辞令はあまりなくなった、ハッキリ感想をのべてくれる、だから私は好きなのだ、自作真空管アンプで、TADのフルセットのスリーウェイシステムを上手く鳴らしている。
達人は、聞くなりこう言った、そうか、こう言う低音の鳴り方か…私はその言葉の意味を瞬時に理解した、私のボックスはJBL4560BKである、どうしても、今の距離では、ホーンに頭を突っ込んだ様な、被ったような低音になる、しかしそれも魅力だと思うし、サウンド構築に役立っている、彼も出来るだけそれを言わないようにしてくれているのだろうが、聞いていて何度も連発していた、でもそれは事実だ、惜しくて仕方がないのだろう。
ツィーターの鳴り方も、ピアノの音が薄いのも、ご指摘通りなのだ、ツィーターは確かにもう、力不足を感じる、それはいずれ何とか出来るが、低音の被りとピアノの薄さは、個人的には多分距離だと思っている。
これこそが部屋の狭さが原因、これをクリアーするには部屋が必要になる。
しかし久し振りで楽しかった、パブロのカウントベイシーも二枚、キングレコードのマンハッタンジャズクィンテットも聞いたが、後はビールや酎ハイを飲みながら米のConcrdを聞きまくった、中でも特に、フィルウッズとヴァイオリンのジョン べヌーティーのライヴ盤が好評だったようだ。
最後の方は、二人でレコードに面白い低音が入っていて拍手したり、アルコールの酔いも手伝って、完璧にハイになっていた、試聴と言うよりは遊びになって楽しかった、オーディオ談義もあり、とても有意義な一日となった。
TADの達人、ありがとう!また来て下さい。