オーディオの接点とエネルギーロス
今まで私は何度も書いてきたが、やはり接点は上手く減らした方が良い、エネルギーロスがあると、音は乾いたような力のないうるさい音になるようだ。
しかしうるさいので、時としてその音は力があると勘違いされやすい、またその音が妙にクリアーに聞こえるのも事実だ、接点を上手に減らしてゆくと、静かで滑らかで太く本物の広がりが出て、その時は少しもの足りないくらいになるものだ。
今までに鳴らなかった色んなレコードやCDに手がのびる様になる、これはとても大切な事で、何でも聞ける様になり自分の世界が広がる、私はジャズしか聞かないと仰る方が多い、でもそれは違うのだ、システムが上手く鳴っていないからシステムにジャズを選ばれてしまっているのだ。
何でも鳴っていて私はジャズが好きだと言うのならば話は分かる、しかし大抵の人は違う、自分のシステムで上手く鳴りそうなレコードやCDを購入しているに過ぎない。
やはり接点を上手に減らしシステムを良い方向へ導いてあげる事が大切である、ピン端子なども、無半田の圧着型を止めて、半田で留める端子の方が、音は明るくならず絶対におすすめだ。
しっかり聞いてもらいたい、必ず分かるはずだ、半田は最高の接点処理の仕方だと思う、私のネットワークなど一切スピーカー端子は存在しない、総て半田で留めてある、ネットワークのコイルやコンデンサーや固定抵抗はインシュロック等でしっかり板に留めた方が音は格段に良くなる、配線もあまりブラブラさせず、留める工夫をしてほしい、音は確実に数段良くなる、一見どうでもいいような細かい仕事が積み重なり、最後には大きな差になり音に出る、それがオーディオだ、変わらない分からないとほうっておくと貴方のオーディオは永遠にそのまま進歩しない。
私は本当はラインケーブルも総て内部配線に直に繋げて、半田で留めたいくらいだ、凄くエネルギーロスの低減になると思う。
しかし半田は充分に留めるところに熱を加えてから行わないと、天婦羅になり裏まで回らない事もあるので要注意、天婦羅半田はかなりエネルギーロスをまねくおそれあり。
自己責任にて、色々やってみてはいかが?