ツール・ド・フランス2012
世界最大級の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスが七月二十二日日曜日に閉幕した。
今年は優勝候補の選手もエントリーしていないし、直前のレースで、アンディー シュレク(ルクセンブルク)が落車で出場出来なくなった。
ヨーロッパは急に道が狭くなり、そこを一気に集団が走り抜ける為に、落車も多く、色々なアクシデントがあった、トップクラスの期待された選手達が怪我やオリンピック等の調整で、どんどんレースを去っていった、つまりリタイアである。
日本人ではチームユーロップカーから新城幸也(アラシロユキヤ)27歳が出場して、エースを山岳でアシストした姿は感動した、敢闘賞赤ゼッケンも一日つけて走っていた、同チームのエース トマ ボクレール(フランス人)は始め膝の痛みを訴えていたが、山岳で新城のアシストもありステージ優勝をして、マイヨアポア(山岳賞赤と白の水玉ジャージ)をとった。
しかし過酷なスポーツだと思う、集団で走っているので、ペースはかなりゆっくりに見えるが、普通の人が同じロードレーサーに乗り、集団に思いっきりついていったとしても、三キロと一緒に走る事は出来ないだろう。
レースは二十日間にわたり、平地でスプリント争いあり、山岳あり、下りありで、毎日平均200㎞位の走行距離だ、しかも三週間で、休息日は二日しかない、その間に個人タイムトライアルがある、そこで今年優勝したイギリス人のブラッドリー ウィギンスの平均速度はなんと50㎞であった、しかも全くの平坦や下りだけではなく、登り坂もあるのだ、そのコースを一人で走っての平均スピードとはとても思えない。
調子の良い選手、悪い選手色々いるが、与えられているのはいかに優れているとは言え、所詮は自転車一台だけである、私はこの年に一度の自転車レースが大好きだ、私は今はもう亡くなってしまったが、イタリアの背の小さなクライマー、マルコ パンターニが大好きだった。
彼に憧れてロードレーサーも購入して、その自転車は今でも部屋に吊ってある。
私は今でも一日往復100㎞位ならば毎日走れるが、毎日しかも闘いのレースで200㎞を三週間走るとは、本当に過酷だと思う。
くれぐれも競輪とは全く性格も選手の体型も違うのです、こんなに細くて大丈夫か?と思う、足の太さは女性トップモデル並みなのだ、いやもっと綺麗かも(笑)
見はじめは退屈かもしれないけど、けっこうはまると思うよ、見てみたら?
そして今年も沢山のベテラン選手が、今年のツールドフランスを最後にレースを去っていった、来年は優勝候補のアルベルト コンタドール(スペイン人)が復活するはずだ、新たに次々と出てくる若い力と共に、期待している。
ツールドフランス最高。