ネットワークは多分これで決まった。かな?
今日、やっと三日目、写真にあるレコードがとても上手く鳴った。
今までこのレコードはアメリカのジャズと違い、品の良いおとなしいお洒落な感じの演奏だと思っていた。今日は、録音の素晴らしい、とてもエネルギッシュな演奏に聞こえた。
聞いててあまりに素敵なので、思わず一杯やりたくなった(笑)
あれから、半田はゆっくりと融合していたのだ。
全体的にかなり霧が晴れた、見晴らしがとても良い、JBLはUSAのスピーカーユニットだ、イギリス製のスペンドール等とは全く違う鳴り方をする、一般的に、品の良い広がった様なホールトーンや、特にヴァイオリン等の弦をこする音は、ご存じのとおり苦手である。
どちらかと言えば打撃音や直接音が得意なスピーカーだから、JBLを聞くときは演奏者にかぶり付きの、どちらかと言えば、スピーカーとの対決姿勢になる、少し疲れる、ずっとそう思ってきた。
確かにその鳴り方はあまり変わらないが、それも残しつつ、イギリス製のスピーカーが得意とするホールトーンやヴァイオリンやビオラがかもし出す重なった時の綺麗に広がったハーモニー等も我が家のJBLは今回ちゃんと再生した。
これが本来のJBLなのだろう、そう思う。
となれば我が家は、やはりネットワークとケーブルとスピーカーの置き方の調整決まった、この方法が総てのスピーカーシステムの音質改善に通じる訳ではないと思うが、色んなやり方のほんの一部にしか過ぎないのだろう。
今はこれでバランスしているが、もしも使っているCROWNのアンプをもっとワイドレンジなアンプにしたら、また変わるだろうが、この方法は総てのウエスタンエレクトリック等をはじめとするホーンスピーカーシステムに、似たような結果をもたらすのではないだろうか。
私が、ホーンスピーカーを極限まで追い込んでいって辿り着いた、一つの方法とは言えないだろうか。
私のシステムを繋ぐケーブルは総て、ウエスタンの素材を使い、それ以外はピン端子を除き、総て私がカットアンドトライを散々繰り返し、結果を出し、間違いないと自作したものだ、それも音に大きく貢献していると思う。
これはもう間違いない、その中の一つの共通点は、総てのウエスタン素材は鈴メッキがされてないものを私は聞いて選んでいる、鈴メッキの線の音は暗く力がなく感じる、総てトランスからほどいたものなのだ、数知れないたくさんの中から、やっと見つけた選ばれた素材でしかこの音は出ないのだ。
だからオークションで売っているウエスタンのケーブルを安く買ってきて、繋いで良い音になったとか、ウエスタンケーブルはレンジが狭いなど、それは大きな勘違いである。
私も散々購入してみたが、一つとしてまともなケーブルはなかった。
笑ってしまう。
不純物が入ってるから音が汚いのでもない、ましてやそれがレンジを狭くしている、そんな話しはないだろう、話しはそれるが、それを料理に例えてみよう、余計な雑味が味を汚すならば蒸留水を使えば良い、塩は塩化ナトリウムを使えば良い、美味しい訳がない、そんなものではないだろう、拘った美味しい食材はどれも雑味だらけ、それをいかに合わせてどの様な火加減でどの様なタイミングでどの様な酒と食べるかが問題である、後はその料理の温度の味である、誰がなんと言おうと温度の味は存在する。
食べる温度で味は全く違うのである。
オーディオもこれと似たようなものなのだ、不純物が入ってるから良いのだと、ここ十年私は気付いた訳だ、私はウエスタンばかりを聞いてる訳ではない、世間で評判のケーブルはほとんど自宅のシステムに繋ぎ聞いている、でもどんなに高価なケーブルも大して変わらない、むしろ太くなるほど音は鈍く低い音が最後まで沈まない、結局はいつも自分で作ったケーブルに戻ってしまう。
自分が苦心惨憺して作ったのだから、それが自分の好みとみなさんは思うでしょうね。
それは断じて違う。
市販されたらそれは規格に縛られた商品。
私のケーブルは作品、その違いなのだと思います。
長々と語ってしまったが、総てはトータルバランスの匠、これしかない。
更に明日が楽しみだ。