リッツ線ラインケーブルその4ファーストインプレ
プラスの線を、36本に増やして、急に音質が落ちた、と言うか、前回の24本の方が遥かにクリアーで聞きやすい。
重低音は、確かに増えたが、他の帯域がヒステリックで、不自然な鳴り方に感じる。
期待していただけに、聞いていて不愉快になり、私は、かなりの違和感を感じた、もっと簡単に言えば、次のレコードに手がのびないのだ。
作っていて分かったのだが、本数が増えた為に、あまり綺麗に束ねる事が出来ない、よって、絹糸をあまり強く綺麗に巻き付ける事が出来ない。
心配していたのだが、その為に、音が少しくもったと私は思った、スカッとした抜けが、今一つなのだ、これから三日間試聴してみるが、今までの実験の経緯から、この状態から、上手くいった事は一度もない。
とにかく24本の音は素敵だった。
やはり、難易度が高く、上手く作れないものは、音にも、どこか無理がくる、音も、そんな感じになる、と言う事ではないだろうか。
これでは、明日の試聴も、あまり期待が出来ない。
そして、次に作ろうとした、0.12㎜ф単線は、本数を、100本にしても、柔らかく、絹糸が強く綺麗に巻けなかった、今回の0.29㎜ф(約0.3㎜ф)単線が、ウエスタンスピリッツの作り方では、ベストな気がする。
たくさんのお客様の試聴結果から、絹巻きケーブルの作り方は、ウエスタンスピリッツが努力の末に生み出した、世界一のケーブルと思うからです。
とにかく、36本リッツ線ケーブルは、やり過ぎた感じです。