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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

6)リッツ線スピーカーケーブルエージング完了。

このリッツ線実験は、総て一定の長さで行っている、そして実際とはかなりのタイムラグがある、プログが公開される頃、研究は更に先に進んでいる。

半田の焼け(融合の為に必要な72時間)もなくなり、まだこれからも変化していくだろうが、大まかな初期の鳴らし込みは終わった。

今回ネットワークから、ツィーター、ドライバー迄とパワーアンプからネットワーク迄の三本を製作して各々一本ずつ繋いでいった。

パワーアンプからネットワーク迄だけマイナスにウエスタン16GA単線NOS(ニューオールドストック)ブラックエナメルを一本使った。

ツィーターとドライバーは日本の1.2ф単線を一本使った。

ウエスタン16GA単線ブラックエナメルの本物は確かに音が優れている、しかし多分もうどこにもないと思う、ないものを実験で作っても仕方がないので、商品は日本の12фPEW(ポリエステル)エステル単線に決定すると思う、商品化にはまだまだ時間がかかりそうだ。

日本の線はこれからも安定供給されると思えるのと、エステル線は被膜が丈夫だ、何より剥離剤が完全にきく、そして音が2UEW(2種ポリウレタン)に比べクリアーだ。

少し残念なのは、肝心なプラスに使用するリッツ線である、細いエステル線の場合、単線は何とか販売されているが、仕入れる数が膨大でないと購入不可である。

リッツ線として今は国内販売されておらず、韓国や中国やアメリカでも今では製造していない、外側だけエステルの平たい糸は注文すれば巻いてもらえる場合がある、しかしやはり数は膨大となる、エステル線のリッツ線は特注でも今は受け付けていない、これからどうなるか分からないが、本当は被膜の丈夫なエステル線がほしい。

話は変わるが、ウエスタンスピリッツのケーブルの作り方は、絹巻きの特殊な作り方なので、普通のリッツ線と比べ何らかの表皮効果に対する影響があるものと思え、かなり音が違う。

落ち着きがあり滑らかで、しなやかな音がする、それでいて音に芯があり強く鋭角で優しいのである。

何より等身大で嘘臭い音がしない、たまたま吉祥寺で聞いたアトレでやっていたビッグバンドの生演奏とそっくりだ、生は膨大なエネルギーがあり、その中に身の詰まった優しさがあり、お世辞にも静かで品の良い音とは言いがたいが、強く迫力があった、それに酷似している。

そして、ウエスタンスピリッツのケーブルは、高域だけでなく全帯域のエネルギーロスを減らす事が出来る為、ボリュームは明らかに今までよりも下がる筈だ、でも大きな音を出せる環境にあれば、奏者や歌う人の感情や心まで再生することになるだろう、これがこれから出来る防音のリスニングルームで可能になる、個人的に楽しみなのだ。

リッツ線ラインケーブルもかなりきくが、ウエスタンスピリッツのリッツ線スピーカーケーブルの実力は、正直かなりのものだ。

リッツ線は、ネットワークからツィーター迄の様な高域以外には効果がないと話す輩がいらっしゃるが、それはあくまで理論であって、そんな言葉に耳を貸す必要はない、理論と現実に出た音は違った、少なくともウエスタンスピリッツの絹巻きリッツ線スピーカーケーブルは、その効果が総ての帯域に顕著に出た、ツィーターにしか効果のないのは市販のリッツ線スピーカーケーブルである。

今回、時間とお金をかけて研究しただけの事はあった、やるからには中途半端ではいけない、ブログで公開出来ない常識外れな実験も実は今回かなり徹底的に行った。

かなり大袈裟な所(素線の径やその本数)から実験しないと真実は炙り出せないからだ。

やるからにはある程度やり尽くす、それがウエスタンスピリッツの実験の精神だ。

それはこの実験結果を待っているまだ見知らぬ貴方の為だ。

午後14:05に半田の結果が出る、後3時間20分だ、真剣に色々なソフトをたくさん試聴する。

音離れ、音の芯、再生周波数、滑らかさ、クリアー感、前後左右上下の広がりや深さ、静けさ、躍動感。

総て申し分ないと思ったが、やはり少しの素直さが欲しい。

個人的に憧れていると思っている、TADを上手く鳴らしている方の低い低音にはまだ到底及ばない。

知らなければよかったのだが聞いて知ってしまったのだ、しかしTADはJBLの発展系のユニットである、いわばJBLの欠点を補って作られた様な優れたユニット群である、スペックはどうにもならない。

しかし古いJBLがここまで鳴ったのは個人的に聞いた事がない。

他のものを何か変えたのならば話は分かるが、今回ネットワークの固定抵抗の定数と、リッツ線だけだ。

しかしケーブルを交換しても音が変わらないとネットで話す人達は、本当に真剣に聞いたのだろうか?耳を疑う。

このまま、みのむしクリップで留めておき、新居で更に聞いてみて、間違いなければ、正式に半田で止める事になる。

今度は部屋もかなり広くなるし、かなり鳴り方も変わると思う、パワーも今より少し入れられる様になる筈だ、もっと違う答えが出ると思う。

スピーカーケーブルのリッツ線は、一言で言うと広がりがありクリアーで柔らかである。

かなりの変化があった、しかしそれを支えているのは、リッツ線ラインケーブルと言う事ではないだろうか、しかしずっと気になっている、素直さがもう少し個人的にほしい。

さあ!次へ行こう、まだ道はもう少し先までありそうだ。

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