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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

MCヘッドアンプの電源ケーブル交換してみた。

私のカートリッヂはDENONのDL-305発売記念モデル(非売品)である。非常に珍しく、持ってる人はもういないのではないだろうか?ひょんな事から一度も使われずに私のところに来た。
私の所には不思議と、この様にあり得ない本物中の本物が集まって来るのだ。
だからオーディオとは運命的なものを感じる。
それをトランスやヘッドアンプをたくさん聞き比べ、私は、今回ヘッドアンプにしたわけだ、型番は、DENONのHA-500だ、当時の定価は32000円で、値段のわりに音が優れていて、当時人気商品だった。
実はこの組み合わせは驚く様な音だった。
まるで、ミュージシャンが神経を浮き彫りにした様な危ない音が聞ける。
普通トランスに比べヘッドアンプは情報量が多く鮮度は良いが、音が明るく薄いイメージがある、その音が気になっていた、もっと落ち着いた音になる良い方法はないものかと。
さて、購入してから三十年たっている、私は色々やるのが好きなので早速開けて中をみた、ラインケーブルはほとんどなく、電源ケーブルを交換出来そうだ、我が家の他の機器の電源ケーブルは、総てウエスタン16GA単線で統一されている、実は同じ16GAでも音が全く違う、市販は全くない、選ばれた単線なのだ、だからヘッドアンプの電源ケーブルも同じ16GAに交換しようと、やってみた。
今まで付いていた普通の古いケーブルから変えたのだ、それもあると思うが、当然私は半田付け、三日たったら、えらいかわりようだった。
低音は量が明らかに増えて引き締まり、ドライバーの音は静かになり、鮮やかで滑らかで奥に拡がり、なかなかごきげんなのだ、長さがオリジナルよりも50cm短くなってその影響も少しはあると思う、コンセントも大好きなナショナル(私はホスピタルグレードは使わない)に変えた、それも確かにあるだろう、しかしこの差は凄かった、プリアンプの前で増幅するものだからなおさらである。
ではそれは何故か。
アナログを再生するにはプリアンプのフォノイコライザーという回路を通る、これからアンプで更に増幅される前だからだ。
少しの事が拡大されとても大きく差が出るのだ、ましてや電源だ変わらぬ筈がない、オーディオマニアを気どっていて意外とここに気付かない人が多い。
一見ありふれた普通のシステムから、とんでもない音を出すには、それなりに色々やっていてそのちょっとずつの差の積み重ねが最後にはとんでもない差になって出るのだ、私はこの事を身を持って証明したかった。
馬鹿野郎と笑っていただいておおいにけっこう!
私はこのヘッドアンプの電源にも、昔師匠が作ってくれた、化け物ノイズカットトランスを入れている、これはとてもききます。
それは何故か?
電気製品は総てお互いのノイズにやられているからだ。
出来れば総てに、断線タイプの質の良いノイズカットトランスを入れたい。
家庭の電源から直など私には到底考えられない。
それは何故か?
電気が汚れていて、音がくもるからだ。
よって音はかなり変わる。家庭のコンセントから直に電源をとっているならばオーディオを突き詰めるのは無理だと私は思っている。またこの差を分からない人も同じである。
オーディオはとにかく難しいのだ。

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