BRUSE FORMAN・GEORGE CABLES DYNAMICS
鳴らすのが難しく、上手く鳴ったら素晴らしいレコードを、独断と偏見で少し紹介していきます。
1985年USA Concord CJ-279である。ブルース フォアマンがギター、ジョージ ケーブルがピアノの、二人で構成されたレコードである。
1985年であるから、とてもしなやかな潤いのある、優れた録音である。
ダイナミックレンジが広く、S/Nがとても優れている。ドラムもホーン楽器もいないのでとても静かな分、演奏に経験と腕が要求されると思う。
選曲もとても洗練されていて、一枚通しとても聞きやすい。
二人の掛け合いがとても絶妙である。ベースがいない事をあまり感じない位、優れた演奏内容になっている。
Concordのレコードにはベースがいなかったり、ドラムがいなかったり、実験の様に様々な内容が多いのだが、このレコードは正にその最たるものであろう。
気の入っていないオーディオ装置で聞くと、全く受け付けず、つまらないレコードになってしまうと思う。貴方の装置ではどう鳴るだろう。