PCオーディオがアナログを越える事はない。
人のオーディオシステムで聞いてそう思った。アナログのオリジナル盤の音みたいだと話す人がいらっしゃる。
そんな事はない。
しっかり調整されたプレーヤーで聞くアナログは、やはり音源の頂点に君臨すると思う。
ただみなさんは、本当に調整されたアナログを聞いたことがないだけだ。一流品を購入して、そこそこトーンアームの水平をとり針圧をそこそこに合わせただけ。
私が話そうとしてるのは、そんな簡単なものではない。デジタル音源はどうやってもデジタル音源だと言うこと。それを忘れてはいけない。
無限大のアナログ。人間がその幅の規格を作り決めたデジタル。アナログの音は世間で話されてる様に、柔らかくなんかない。冷淡でさえある。両者の壁は未だ埋まる事はないのである。
どんなに良くなったとはいっても、やはりデジタル音源はデジタルなのである。パソコンを繋ぐ事により多少は変わるが、雰囲気は人工的で、やはり長く聞いてると個人的には飽きてくる。
アナログはレコードをかければかける程、音がなめらかになり鮮やかになり、良く鳴って来るので飽きない。
長い時間、違和感なく聞いていられるのが良いシステムだと私は思う。
しかしPC(ネット?)オーディオ、同じデジタルでも、確かにCDよりは音が優れている。それに、CDと違い、ソフトが豊富で購入しやすい。
PCオーディオは、いわゆる安直にそこそこの音になる。その意味でならば、アナログディスクが少ない今、良いと私は思うが。覚えておいてほしい。アナログはやはり一番の高嶺に君臨する。
そこから良い音をすくいあげるのは、貴方の調整能力次第となる。それが面倒ならば、オーディオなど止めた方がいい。
楽をして良い音になどなる筈がない。努力してもなかなか良い音にはならないのだから。