JBL 4560BK
広い部屋に運んでやっぱりなと思った。分かってはいたのだが狭い部屋では何かを押し殺して鳴らしていたのだと。
ウーハーとホーン&ドライバー、ホーン&ドライバーとツィーター。そして、その総ての繋がる所が全く違う。
ネットワークで繋げてるので、ピークディップは確かにあるのだろうが、この部屋では、狭い部屋で聞いていた時程、神経質な変化はない。
でも、ネットワークに使う部品の品位は細かく鳴らし分けるだろうと予測出来る。出来る限り部品を良いものにしよう。
これがJBLの音なのかと思う程、滑らかで綺麗な穏やかな音になった。
クラシックもジャズも録音は違えど、実にうまく鳴る。
確かに狭い部屋でも4560は置き方でそれなりに鳴ってはいたが、やはり広い部屋は聞きやすい。
私の場合、鉄筋の六畳から、いきなり、防音された木造の十六畳に変わった訳なのだが。
その奥行きと横幅による音質の変化は、大きいと言わざるをえない。音は、ゴージャスそのものである。
今、MANHATTAN JAZZ QUINTET・TRIBUTE TO ART BLAKEYをそこそこの音量で、聞いているが、軽々としていて低い音階が鳴っている。
そして強烈な音なのに、うるさくならず、広がりがあり爽やかである。やめられない。
スピーカーの左右の距離は約1.6メートルである。スピーカー前面からリスニングポイント迄は三メートル五十位で、背後の壁までは一メートル五十位である。
部屋のギリギリ後ろまで下がると、やや低音が減衰してライヴになる。リスニングポイントの後ろにあるのが、百キロの鉄扉である為と思われる。
JBL 4560BKよ、もっとかっこよく鳴ってくれ。