スリーウェイネットワークを主役にした
チークの板に各々分けて作ったスリーウェイのネットワークを、スピーカーの後ろの壁に吊るしてみた。
写真は、一枚目が普通の縦に写し、二~三枚目は横に写した。
以前から一度やってみたかった方法である。他の機器のそばに設置するとその影響が多少はあると思った。特にコイル(コンデンサーもゼロではない)が発する電磁波がずっと気になっていた。
スピーカーの上ほどは音圧の影響も少ないし、他の機器への影響も殆どなくなったのか、静かになった気がする。
今朝までネットワークは、オーディオラックとスピーカーの上に設置してあった。
インシュロックでしっかり留めたが、やはり精神衛生上あまり宜しくない。どうしょうかずっと考えていた。
本当はネットワークの板を吊るすのでなく、階段の様に壁に固定したいのだが、新居の壁はクロスの下が石膏ボードなので、木ネジや釘がきかない。しかしこれからなんとかしなければならない、とりあえずの応急処置とご理解願いたい。お恥ずかしい限りである。
ずっと考えていたのだ、以前の賃貸マンションの頃からこの構想はあったのだが、部屋を解約し、出る時に問題になるので諦めていた。
やはりかなり音は変わった。各々のパーツが離れ、コイルからの影響が減ったのか、とてもクリアーな静かな、鳴り方をするようになった。
やはりネットワークを、スピーカーをはじめ、その多のオーディオ機器から隔離するのは効果がある。
とても空間の表現に優れ、低音が更に肉厚になり下にのびた。
プロはこの位クレージーな事をやらないと、オーディオマニアを唸らせる事は到底出来ない。地方のマニアを訪問すると、部屋がとても広く、もっとクレージーな事をやっているマニアが実にたくさんいらっしゃり、いつも頭が下がる。
趣味でオーディオをやっていた時は良かった、しかし仕事となると話しは別である。やるからには徹底的にである。
かなり切れ味の鋭いどう猛な音が静かに余裕で鳴る、もう再生音とは思えない、そんな雰囲気である。
最高にかっこいい。 しかし、聞いていくと、またどこかに違和感が出て来るかも知れない。オーディオとはそんなものである。
どこまでいっても終わりのないのがオーディオ、だから面白い。