オーディオ、MCトランス用のノイズカットトランスに絹巻き電源ケーブル
期待があって一日待てなかった。今回購入したMCヘッドアンプ用に購入した200V~100Vの1000Wの低磁束ノイズカットトランスである。
電源ケーブルだけは作りはじめていたのである。しかし番狂わせで早く届いてしまった。
昨日迄は、写真三番目にあるJIS規格のケーブル、VCT5.5㎜2を繋いでいた。かなり太いケーブルなのだが被膜の為か音がボケていた。
今日、悪戦苦闘の末に絹巻きケーブルに繋ぎ終えた。アナログを鳴らした瞬間、まだ馴染んでる筈はないのに、比較にもなにもならなかった。
全帯域にわたり歪み感が激減、奥行き、情報量は桁外れに違う。
なぜプレーヤーより先にMCヘッドアンプから絹巻きケーブルを繋げたのかであるが、変化の仕方が大きいからである。
しかし、安定した綺麗な電気に、癖のない電源ケーブルを繋ぐとこんなにも音離れが違うものかと思う。
明らかにエネルギーロスが減っている。こんな言い方は本当は好きではないが、ツィーターの鳴り方が全く違うのである。
夕べの鳴り方もかなりのレベルだった。しかし、もう別世界である。
新居の部屋が、確かにオーディオに都合よくなったのも多少はあるだろうが、絹巻き電源ケーブルを繋ぐ前と短時間でこれ程変化したとは考えにくい。やはり絹巻き電源ケーブルとノイズカットトランスの威力だろう。
今日、何枚か聞いたレコードは、こんな音だっただろうか?いや全く違う、こんな音は一度も鳴った事がない。
もうオーディオの前から離れたくない、ずっと聞いていたい。音圧で部屋が満たされた、そんな素敵な感じである。
みなさんはブログを読んで、かなりごっつい音を想像されただろう。しかし少し違い、とても聞きやすいのである。
出てほしい音はとりあえず鳴ってほしい様に鳴っていて、今のところ違和感はなく感じる。
しかし、まだプリに繋いでいるノイズカットトランスの一次側の絹巻き電源ケーブルは、今回の番狂わせの為にまだ作っていないのだ。本当はアナログのノイズカットトランスが来る前に繋いでいる筈だった。
なんかそこを繋ぐと、とんでもない良い音になりそうである。多分間違いないだろう。
今現在ノイズカットトランスは四台ある、その内一次側に絹巻き電源ケーブルがつながったのは、パワーアンプと今回のMCヘッドアンプだけである。
残すはプリアンプとレコードプレーヤーに繋いでるノイズカットトランスである。変わらない筈がない。
そして、今回の低磁束ノイズカットトランス以前に、やはり200V30Aの単独回路が大きな意味を持っていると思う。
そこだけは、今回どうしても譲れなかった。オーディオルームの音を研ぎ澄まして、更に優れたケーブルが作りたい。その一心だったのだ。
まともなオーディオに繋がないで、世間があっと言うような優れたケーブル等作れる訳がない、そう考えたからである。
そう、私はプロだから。 しかし良くなったと喜んでる暇はない。今年五十四歳である。残された時間はもう少ないのである。
私は止まらない、どんどん次にいく。まだまだやらなければならない事が山積みである。
こんな程度では満足出来ない私が求めたもの、それは、異次元のオーディオ構築である。
中途半端で終わらす事は出来ない。努力したものの頭上にしか勝利はないのである。私は負けない。
まだ誰も聞いた事のない世界に行くまでの話だ。
米盤のスコットハミルトン イン コンサートが素晴らしい音で鳴った、今までで一番しなやかである。
しかし、まだまだこの先があるのである終わらない。