オーディオ ノイズカットトランスの一次側のケーブルを交換してみた
今までは、四角い断面のウエスタントランスからほどいた平たい単線ワイアーを使用してきた。かなり固いので入力端子に負荷がかかっていたのと、やはり幅が足りないのでワイアーの先端を、ニッパで半分に切断し、広げてから端子の下に差し込み付属のネジで留めていた。しかし今回ケーブルを外そうとトランスを僅に動かしただけで一本が簡単に外れた。これは駄目だ、そう思った。
本当はワイアーに穴をあけて留めるつもりだったが、壁コンセントの方の端子のネジが太いためワイアーの幅を越えてしまう。結局穴をあける事が出来なかったのである。
一週間前に秋葉原へ行き、2.6㎜фのPEW単線ワイアーを購入してきて、今日絹巻きをして作り、繋げてみた。
ネジにフックの様にワイアーを加工して絡めて留めた、設置面積が多くなり、とても上手くしっかり留まった。
鳴らしはじめはボケていて力なかったが、三時間カルメンのビゼーを大きめな音でリピートしておいた。
半田付けもしてないので比較的早く答えが出る筈である。
リスニングルームへ行くとカルメンのビゼーは見違える程太く滑らかに力強く余裕で鳴っていた。
やはり四角い断面の単線ワイアーの先を裂いたようにして留めてはダメだったのである。
音にストレスがなくなった、そして今の次元で聞いてるように音が途切れず総て繋がった、そんな感じである。
つまり普通のオーディオシステムで必ず感じる、どこか乾いた様な明るい感じが一切しなくて、音がしなやかで、シック(しっとり落ち着いている)なのである。
電源ケーブルはそこそこ太さがないと、低音も高音も鳴らないようである。
しかし聞いていてまだこなれていないのが分かる、少し様子をみよう。
そして三日目、パワーアンプへ繋がってる2000Wのノイズカットトランスは、音が見違える様にクリアーになった。ノイズカットトランスへの配線は他にもまだ気に入らない所が何ヵ所かある。
じっくり聞きながらしっかりさせて行こう。