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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
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両親がやっと仕事を理解してくれたようである

私は子供の頃、体があまり丈夫でなく、幾多の大怪我もした。痛い思いをたくさんした。周りの大人は、この子は体が弱く無鉄砲なので、二十歳になるまで命はない、そう言っていたらしい。

それを両親はかわいそうだと思い、私を甘やかし過ぎたと思ってきたらしい。だからこの子は、周りとの協調性がなく、わがままでなんの苦労もなく好き勝手に育ってしまった、困ったものだと。

しかし、両親の承諾を得て古くなった実家を取り壊し、新たな三階の家を建てた。そして早三ヶ月が経ち私の仕事や人生観等、何度も話をしてきた。

その両親からの質問に、私が順序だって答えたり、色々両親の出来ないことを次々に軽くこなす私の行動を目の当たりにするにつれ、両親は、私の性格や生き方を理解してきたようである。この子は結婚して苦労し、変わったのだと。

引っ越して一週間位経ったある日、お前のオーディオは確かに素晴らしい、いつの間にこんな事になっていたのか?と聞かれた。

少しずつの積み重ねかな?と私は答えた。なるほど、と父は小さな声で頷いた。親子である、多くを語らずとも理解してもらえると私は思っていた。

以外な答えが父から帰って来た、何でもっと俺に自分がしている仕事を伝えなかったのか、もう少し早く協力出来たのに、と言った。

私は父に質問した。では、親父ならば俺の仕事やオーディオの音をどうやって人に伝える?と、暫く考えたが父は、頷いているだけで答えは出なかったのである。

そう、私はずっと今までも両親に伝え続けて来たのである。でも理解はされなかった。仕事とは親子でもそんなものである。ましてや他人となるとそれは更に困難を極める。伝わるレベルを越えてしまったのだ。

家を建てる前の私は、実家に来る度にいつも余裕がなく尖った顔で、切羽詰まりお金を借りにきた。いくら仕事の事で必要だと話しても、いつもお前は甘いと言われ続けた。そうではないのに。

しかし今父は、私の顔を見る度に満面の笑みを返して来る様になった。飲んだ時、父に聞いてみた、最近親父は良い顔してる、何かあったのか?と聞いてみた。

お前が満面の笑みを俺に投げ掛けるからだと言った。そうか…父や母の表情は、俺の鏡なのだと気が付いた。

永久凍土の様にずっと固まっていた親子関係は一気に解け出したのである。

上手く伝えられなかったのは、自分のせいであり、私が放蕩息子で、自由奔放に生きて来たからである、悪い事をした。反省すると共に、これからの親子関係は益々上手く行くだろう。しかし、もう楽しい時間はそんなに多く残されてはいないと思う。

今両親が、凄くいとおしい。とんでもない私をここまで育ててくれた。私は甘やかされたからこうなったのではない。

親父、お袋、俺は自分の人生に全く後悔はない、あるとすれば、何故もっと早くに自分の仕事を伝えられなかったのか、ただそれだけである。でも、分かってくれてありがとう。

時よ…このまま止まってくれ、今、最高だよ。

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