マイナスのワイアーを半田で留めた。
この内容は少し前の事であり、実際はもっと先へ進んでいる。そして私のオーディオのやり方が総てではないと思うが、かなりの効果があった。
ここから読まれた方は、私の過去のブログを総て読んでみてほしい。総てここに繋がっているからである。そして過去のブログは間違えている言葉や内容があるが、私はあえて訂正していない、貴方のオーディオ構築に、何かの参考程度にはなるかも知れない。
話しは本題へ。聞いていると、微妙に左右の鳴り方が少し違って来たのに気が付いた。ネットワークのマイナスのワイアーの接点を触るとかなり音が変化する。日によって鳴り方が微妙に変化する。
因みに私のマイナスワイアーは1.6㎜фである。実験段階である為、線どおしを簡単に強く巻き付けて聞いてきた、多分、そこが問題である。エネルギーロスが起こっている。
見るとかなり錆びて来ている。その錆を落とし、しっかり半田で留めよう、そう思った。錆びていては半田が上手く乗らず裏までまわらず天ぷら半田になる。
さてどうなるか、多分上手くいくに決まっている。
結果、音は、左右揃い穏やかに奥行きを伴い広がった、ハイがのびて静かになった。今までに少しあったザワザワした感じはなくなった。聞いていて楽しく明日への希望がもてる、そんな鳴り方になった。
ネットワークは楽しい、一つ一つしっかりさせていく過程で、そのつどハッキリ変化していく。こうなる事を初めから分かってやっているのである。変化の仕方を確かめる為に。
ここで一気にプラスのケーブルも半田で留めてしまいたいが、変化を掴む為に少し時間をおくのである。
始めにお話しした、どこがどうなって駄目なのか、または良いのか、それを検証しているのである。
それと、プラスもだが、マイナスはとても肝心なのだ、電気以前の電子の入り口だからである。ここでプラスを最初に留めてしまっては何にもならない、先ずはマイナスからである。
特にネットワークは、最初から総てを完成させずに少しずつ決めていくものである。私は度重なる実験の結果、今回はもう部品の定数変更はないとは思うが。変更になった時、半田をしてしまうと、部品のリード線が短くなり繋がらなくなり買い換えになってしまうからである。今回判断に苦しんだ。
そしていくら部品のリード線とは言え、何度も熱を加えると酸化してしまう、酸化するとそこでエネルギーロスが起こるのである。部品本体には出来る限り熱を加えない様に、熱を逃がすクリップの様なものを使用している。秋葉原に売っている。是非揃えておきたい工具の一つである。
時間がないならば仕方がないが、じっくり作った方が、色々分かり楽しいし、失敗も少ないと私は思う。
と言う事で、マイナスケーブルをしっかり半田した事は絶大な効果があった。想像どおり、感じていた違和感は一つ一つなくなっていく。やっと異次元のオーディオ構築が更なる佳境に入って来たのを感じる。
更に確実に完璧に決めたい。ここは取り合えず、等と思っていては後で必ず不備を起こす事になる。最後の最後迄一切、気を抜けない。
ものの順序をしっかり踏まえ、システム構築をしたい。オーディオは最後、必ず鳴るからである。