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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
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言葉にした音を形にする事

言葉にした音を実際に鳴らすのは、とても大変な事だった。そして今、あえて言葉にするとウエスタンスピリッツはこんな感じの音になっている。

全体的に強い音だが。それをあまり感じず、押し付けがましくない。柔らかく荘厳で、最早、普通のJBLとは思えない。

アルテックやタンノイや現代のB&Wやソナスファーベル等とも全く異なる。ある意味、それら総ての良いところをミックスさせたような鳴り方になったとも言える。静かで歪みの少ない、力強い音である。お断りしておくがダブルウーハーではない。

ドライバーの帯域は淀みがなく柔らかな感じだが、鋭角さも兼ね備えており、全くボケていない。

これは、LE85の薄っべらい鳴り方を隠すため、ハイを5000Hzで正しく品位の高い部品を使いカットさせた為である。

そして、ダイアフラムからリード線を引き剥がし、そこに入力端子を外した穴から引き込んだスピーカーケーブルとダイアフラムのリード線を直に半田で留めたのである。

これによって接点が極端に減り、LE85とは到底思えない音を手にする事が出来たのである。これは過激な方法だが、プロの世界ではけっこう知られている接点処理の方法である。

ツィーターの音は、ドライバーやウーハーの倍音と上手く繋がり滑らかだが、やはり尖った雰囲気を出しながらも奥行きがあり、ウーハーの暴れの様な音を絶妙に抑えている。

では、何故それが分かったのか?何度も迷い、付けたり外したりしている内に気がついたのである。

ツィーターを繋げると低音は明らかに適度に抑えられ引き締まる。外すと出っぱなしの、抑えの効かないドロドロの音になるのである。この方法も知ってる人は少ないが、オーディオの世界では常識である。ツィーターは高域を増やす用途の他に、ウーハーの為に繋ぐのである。

ウーハーの音は引き締まっていて柔らかい、全くこもっていなくてひたすらクリアーで反応が早い。

左右二本のウーハーをリスニングポイントで聞いた時、まともに動作させるのは非常に難しい。鳴らすためにとんでもない事をやった。ユニットの入力端子からリード線を切り離し、そこに直にスピーカーケーブルを半田で留めたのである。

それと常に基本にかえり、たまにボックスを開けてウーハーの取り付けネジをしめ直す事である。次に、床に伝わる振動対策を行うと、とても良い結果に繋がった。

とにかく並大抵な事でJBLのウーハー130Aは,まともに動作しないのである。

各々のユニットの中で一番鳴らすのが難しいのはウーハーではないだろうか。

言葉で話した音を鳴らすとはここまでやらないと鳴ったとは言えず、オーディオは実に深いのである。

しかし、こんな程度ではまだまだ異次元のオーディオ構築には至らないのである。とにかく総てをブログに公開しようと始めたが。

上手く文章にならず、実験の数も膨大になり、未だに総てをお伝えすることが出来ないのである。

味の世界も工業の世界も何でも同じだが、やはりハートで分からないと本当のオーディオは構築出来ないと思う。

とにかく私のやり方が総てではないが、良い音にするにはそんなにたくさんの方法はないと言う事である。

私はやってもみないで嘘を書きたくない、ただそれだけである。

ただこれだけは言える、走り続けているとやがて音は形に出来る。

その為にも、このブログを公開当時から総て読んでいたたきたいと思う。失敗につぐ失敗の連続だったのが分かると思う。そしてそれらが今は総て結び付いて現在異次元のオーディオは構築されたのである。しかし更にこの上が存在する。もう一つの実験が残っていた。いずれ公開する。

何故そこまでやるのか?私にはオーディオしかないからである。そして、オーディオが音楽が大好きだからである。

ウエスタンスピリッツは3ウェイだが、スピーカーは総てのユニットが真に繋がりバランスした時にトータルバランスではじめて鳴るのである。

しかし言葉で話すように簡単に鳴らない。言葉にした音は音質と言う形にするのが本当に難しい。

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