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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

私はどうしてもJBLだ(2)

今回はJBLの鳴らし方を語ってるのではない。
総ては大好きなJBLを鳴らす為に、私は情熱をもち、ケーブルの大切さに気付き、部屋に苦しんだと言う事だ。
とにかく世田谷の部屋が私を飛躍的に育ててくれた。都内近郊のオーディオショップでの師匠との出会い。これが大きかった。
話しは少し戻るが。
私が世田谷に引っ越したのは、中野にいた先輩が店をやっていて、一緒にやろうと誘われたからだ、流山から通うのは大変なので世田谷の経堂に部屋を借りた訳だ。
私は先輩の会社がオーディオ部門も作るからと言われたので入社したが、いっこうに話しが進まないので、色々思う事もあり、一年で退社した。
そして私はターンテーブルの名機ガラード301を購入し、持っていたオルトフォンのアームRMG309と合わせて使用していた。つまり、まだ私はそれまでただのオーディオ販売員だった。
まさか自分がオーディオケーブルを自作し、販売するなど思ってもいなかったのだ。
ケーブルが総てではないが、かなり音が変わるとその頃感じたのだ。
そして師匠に教わりながら何度もダメ出しをくらい、それでも何とか合格点をもらい、自分でウエスタンケーブルを仕入れて作れるまでになったのである。
とにかくたくさんのパターンを作り試聴を繰り返した、そしてインターネットで販売を開始した、はじめネットで来るのは質問ばかりで、注文はあまり来なかった。
その時の社名はトゥルーカラーズだった、覚えてる方もいらっしゃるかな?
から太と言うキャラクターがトレードマークのDJ機器販売の会社と勘違いされた事もあった。
ホーム一ページを一旦クローズして。
こりゃあ駄目だと思い、社名を真剣に考えてウエスタンスピリッツに変更した。私が作るウエスタンスピリッツケーブルは誰に聞かせても、とにかく音の分離が良く、太く滑らかな音になると言われる。
みんながよく話している、ウエスタンは古いからレンジが狭い?とんでもない、そんな事はない、その逆である。
当時は出力が小さかったので、ウエスタンはケーブルとトランスでその音を少しでも遠くに飛ばそうと考えたのだと思う。
その技術が時を越えて、作り手も作り方も進歩し、現代に通用しない訳がない。とにかく我がJBLの音は飛躍的に良くなっていった。
しかしその世田谷の部屋もキッチン込みで10畳と狭かった、そしてそこから更に、経堂駅よりの狙っていた賃貸物件が空いたので引っ越した、次は13畳はあって四角い部屋だった、しかし急に景気が悪くなり、二年足らずで今のC市へ越して来たわけだ。
それから11年ここで頑張ってきた。
広い部屋から色々経験したこと、狭い部屋で経験したこと、私は無駄にしない。今度は木造の広い部屋で鳴らしたい!
今そう思い始めた。
木造の部屋は適度に密閉度が低くてウーハー等が動作しやすいのだ。
マンションはどうしても気密性が高く、音が閉塞的になる、床や天井がしっかりしていても壁は以外と音が漏れる、色々あるのだ。
広い木造のリスニングルームが欲しい。
そう願っている。
JBLとの格闘はこれからもずっと続く、やってみたい事がまだまだあるのだ、私も途中寄り道をして、B&WやリチャードアレンやアルテックのA7を新しいタイプとオリジナルの本物をこの部屋で聞いたがやっぱりガツンッ!と来なくてストレスになった、だから久し振りでJBLに戻った二年前に思った、もうこれを手放さないと。
しゃぶり尽くしたいと。
でも部屋が広くなったからと、スピーカーの間隔を広げすぎたり、スピーカーからの距離を離れすぎて聞いたりする(特にJBLは)のはアホのすることだ。
更に高嶺に登りたい。

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