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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
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JBL4560Bは何故重低音が出ないのか。

私は何度も書いてきた、我が家は最低域が出ないと。私の使用しているボックスJBL4560Bはちょっと聞いた限りにおいては、驚くほど低音が出て聞こえる。
でもやはり現代スピーカーと比べ重低音は薄い。
では、簡単に説明する。
先ずこのボックスはフロントロードホーンである、800Hzから下で使う様に設計されている、このボックス(4560)が特殊なのはここからだ。
そのフロントロードホーンの効果で200~800Hz迄プラス6dBの利得が得られる事になっている、この中で特に200~250Hz辺りの周波数はアタック音を弾ませるのにとても大切な帯域なのだ、かと言って200~250Hzの単音を聞いてみても、ただモヤモヤしていてどうって事はないのだが、それが800Hzから上を受け持つドライバーと繋がった時に絶大な威力を発揮する事になる。
そして、4560Bを当時のカタログでよく見てみると、最低再生周波数は60Hzとなっている、さて、先程書いた言葉を思い出してほしい、200~800Hz迄6dB盛り上がっているのだ、当然ボックスの特性は200Hz以下は自然減衰となり、薄くなっているのがよくお分かりだろう。
JBLの130Aをお持ちの方はご承知の事と思われる、125Hz辺りの再生周波数に盛り上がったJBL独特のユニット特性がある、そこから計算すると4560Bに130Aを合わせると多分80Hz位が限界ではないか、後は出てはいるが、それ以下は少しずつ減衰し、ギリギリ耳で聞こえる低音は多分40Hz付近と思われる。
耳でなく体が感じる重低音は35~28Hz辺りと私は推測する、しかし、実際35~28Hz等、かなりとんでもない低い周波数なのである。
しかし出ないよりは出た方がカッコいいし面白いと思う。
4560は後少しの所で低音は見事になくなっている。
分かりやすく話せば音を圧縮して分厚い音を比較的遠く迄飛ばすのが目的のボックスなのだ。
四角い250リットルの奥行きのあるバスレフのボックスならば130Aでも、重低音は鳴る、しかし躍動感は4560Bには絶対にかなわないと思う。
アンプやネットワークのせいではない。
と、こう言う訳だ。

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