更なる実験4)
この実験結果は全て主観である。誰もが同じ結果に結び付く事はない。
ウエスタンスピリッツは徹底的に違和感を無くした鳴り方になっているからである。普通のシステムに同じことを施したとしたら、響がなくなり更にボケてしまうかも知れない。
さて内容をご説明する。ターンテーブルである。ウエスタンスピリッツはYAMAHAのGT750を、そっくり板の響きを計算し自作した板に載せ換えた。
話すまでもなくとても上手くいったと思う。何故ならYAMAHAのGT750のオリジナルキャビネットは安価なMDF(おが屑を接着剤で固め成形したもの)ボードなのである。
個人的な主観で、それで良しとするにはあまりに響きがポコポコしていて気品がなくお粗末と考えた。質感は僅かにベニアより重いだけ。
結果音は、格段に品位が上がり良くなった。その半面もっと高嶺に昇りたい、それが私の心情である。馬鹿な奴だと笑っていただいてけっこう。何事も御大層な理屈を並べる前に、やらなければ答えは出ない。
そして、ターンテーブル本体や、軸受けやその周りの振動や、カートリッヂや、トーンアーム周りの附帯音を減らしてみたい、そう思った。
附帯音を減らすと言うよりは、共振周波数を分散させたいが正解である。
ようはもっと附帯音を耳で感じなくしたいのである。
これも他の抑振と全く同じ、やりすぎは禁物となるのは話す迄もないだろう。音が変わったのと良くなったのは全く別のお話だからである。
総て一ヶ所ずつ実験を実行した。結果やはり素晴らしいものとなった。音はとても濃厚になった。もうこれで良いのでないか、そう思えるが、そうはいかない。
まだまだこの先があるのである。ウエスタンスピリッツの機材はかなり古く、アンプやCD等のコンデンサーや他の電子部品があちこち経年変化で劣化している筈である。こんなもので音の切れやスピードを求める事自体がナンセンスである。
特にコンデンサーはズバリ容量である。そこをしっかりメンテナンスすれば完全なる異次元のオーディオは構築されるだろう。
ウエスタンスピリッツは最後、部屋の響きも含め、桃源郷の様な音になると思う。そこには優れたリッツ線のオーディオケーブルが繋がっている。
オーディオは最後ケーブルで音が決まるのである。これから製造する。
ある程度の数が作れたらこのブログとウエスタンスピリッツのホームページで公開する。
そしてリッツ線と現行のウエスタンスピリッツのケーブルは一ヶ月無料でモニターを開始する。
必ず公開する。暫しお時間をいただきたい。
合わせて、かなりのページ数になるが。このブログを最初からお暇な時に総て読んでいただきたい。私の失敗談も含め、遂にここに辿り着いた理由をご理解願いたい。
宜しくお願いいたします。