三人目のお客様のご試聴結果
こちらのお客様は新居に来てから六度目である、この部屋での変化をずって聞いて来られた。
JBL4560BKの内部総て、そしてホーンの上部総てに、実験を施した。
モヤモヤしていた附帯音が減り、音が静かになり、高域が変わったと話された。気にしていた音の被りは、一切感じないと言うのである。
数日前に、ご試聴されたTADをお使いの方は、低音に被ったような違和感を感じると話すのである。しかし、この試聴結果こそが、一番の真実なのかも知れない。そして、この音がJBLなのかも知れない。
私にも、それがどの辺の周波数なのか分からないのである。JBLの130Aはコンシェマー用である、TADのウーハーは大音量用である。
それを、家庭で真空管アンプで小音量にして使うと、濃密でクリアーになると言うのだろうか。しかし、比べてその結果になった訳で、そこには、何かがあるのだろうが、皆目検討がつかない。
これはずっと以前からそうなのである。TADの方は、自分は他の人と聞き方が違うのかも知れないとも話していたが、私も実際にTADを聞いたが、違和感のない、とてもクリアーな音に聞こえたのである。
しかし、自宅に帰り、JBLを再び聞いても違和感は感じないのである。でも確かに鳴り方は違う。
TADの音には、個人的に奏者との正しい距離を感じる。しかし、今はウエスタンスピリッツもその様になった。
しかし、最近TADの方は、普段は自作のLCネットワークなのだが、試しにマルチにしてみたのだそうである。多少、音色は変わったが違和感は感じないとの事だった。
ただ、TADの方は奥行きとか音像のお話をしても、自分にはそれが分からないと言うのである。自分は音色しか分からないと言うのである。
確かにTADの方のシステムは、定位はかなりずれている、しかし、肝心な音は良いと思う。考えていると分からなくなった。
少ししたら、またTADを聞かせていただこうと思った。
しかし、実験を施した後の方が良いと話したのは合計で八人、音色が変わって残念と話したのは一人なのである。しかし、多数決で決められる程、私は単純な思考回路ではない。
オーディオは実に、難しいのである。
しかし、ウエスタンスピリッツは、リッツ線のモニター応募を始めました。