ポリウレタンを剥離出来る剥離剤
剥離剤を使い初めて七年になる。そして、様々な剥離剤を使ってきた。しかしポリエステルやエナメルは剥がせても、ポリウレタン被膜は剥がす事が出来なかった。
しかし、たまたまホームセンターで購入した剥離剤「ロックリムーバー」は、ポリウレタンを剥離出来ると表記されていたのである。早速、駄目元でウレタン被膜に試してみた。おおー!剥離した。
剥離する前は明らかに導通がなかった。しかしテスターであたると剥離した後は導通ありである。
ウエスタンスピリッツは、リッツ線を製造している。完成品として販売されているリッツ線は、今はなぜだか、被膜がポリウレタンなのである。多分コストの問題だろう。
今までは普通の塗膜剥離剤や、フクゾールを使ってきた。しかしポリウレタンは、何度試しても剥けないのである。
これは、とても見通しの明るい嬉しい事である。作業の手間も大幅に省け、商品の精度も確実に上がる。
今まではポリウレタン被膜のかかったまま、半田で熱を加え、溶解し、導通させていた。
焦げて真っ黒になったウレタン被膜がブクブク出てくる、それをヤスリで削って処理していた、中にはまだ焦げたウレタン被膜が残っていたと思う。
それと熱を加えると素線は酸化してしまう。なので端末の処理がとても大変だった。
それを回避出来るのはとても素晴らしい事である。
ロックリムーバー、やはり塗膜剥離剤である。あまりに専門的な事なので、みなさんにはあまり関係ないかな?(笑)