スピーカーケーブル
スピーカーケーブルは、電源ケーブルと似ているが、違った性質を持っている。どちらかと言えばラインケーブルと似たような作り方(素線の数と断面積)になる。
でもラインケーブルは主に、電圧である、それに対しスピーカーケーブルは電流が流れる。スピーカーケーブルは、電源ケーブルと性質は似ているが、やはり全く作りや素材が違うのである。
マイナスは1.6㎜単線だが、プラスは、被膜の被った0.12㎜単線を108本使って作ったリッツ線のスピーカーケーブルを平行で製造している。
そして、ウエスタン0.6㎜単線を四本捩ってプラスとしたタイプも製造を再開する。しかしこのケーブルも、マイナスは1.6㎜単線を合わせて平行ケーブルである。
そして過去に施した余計なものは、もう一切使用しない。
音質が著しく変わり、ウエスタンスピリッツでは、必要なしと断定したからである。しかし、ウエスタンスピリッツは、その方法も何ら否定するものではない。
余計な事はしない方が良いものが作れる、ウエスタンスピリッツは、他には絶対にない絹巻きの技術があるからである、それで充分である。
ウエスタンスピリッツは考えを改めた、優れたケーブルは既に完成していたのである。ただ少し被膜の剥き方(端末処理)を探していただけだった。そして、その素材とやっと出会えた。
似ているが、電源ケーブルとスピーカーケーブルは似て非なるものである。ケーブルは本当に魔物である。今回は間違いなく良いケーブルが作れる。