船橋のお客様宅へ
一部だけ写真をとったので掲載したが、まだトランスの下に木材は敷かれていない、下にインシュレーターを敷くと更に音質は全帯域激変する。
去年はネットワークまで、今年はツィーターのレベル合わせまで。今回は今年二回目、いよいよウエスタンスピリッツの出番。先ずは、総ての電源ケーブルの単線化(1.6㎜)です。
今までは仮の赤黒スピーカーケーブルだった。お客様は、もうこれで充分な位と話していた、しかし、電源に総て1.6㎜絹巻き平行単線ケーブルがしっかり繋がると、全く違う鳴り方になるのである。
さてその結果は。
電源ケーブルを配線する前に、二胡(胡弓)のCDをかけた、出かける前に我が家でも聞いてきた。音像が甘く特に低音が遅かった。
慣れた私でも作業に一時間程かかった。再び二胡のCDをかけた。クッキリした早い音になった。
音が細かく、奥行きと広がり綺麗な響きが追加された。そしてお客様はご自分のクラシックのCDを再生された。
喜んだお客様のお顔が総てを物語っている。昨年、大病を煩い、久しぶりで再会したお客様は表情に艶がなかった。しかし、今はお元気になられた。この仕事をやってきて本当に良かった。
話しは戻る、そして今まではドライバーに普通の可変式のアッテネーターを繋げてレベルを合わされて来た、しかし固定抵抗に換えた、マイナス8dBになっていた。
今日聞いていて、そこがベストと思い、持参した4.7Ω(R1)と5.6Ω(R2)でマイナス8dBとした。
アナログを聞いた、その素晴らしさは話す迄もないだろう。更に低音が前に出て下にものびた、そして全体的には重心のドッシリ下がった落ち着いた音になった。埋もれていた音がたくさん鳴ってきた。その理由をお客様へ詳しくお伝えした。お客様は、ご納得の様である。
この場で説明はしないが、可変式のアッテネーターでは絶対に、この様な落ち着いた音にはならないのである。
それにしても1.6㎜単線で作った電源ケーブルは、今回もやはり素晴らしい結果を、お客様へもたらした。数ある単線の太さの中でやはり一番音質に優れてるのは1.6㎜単線である。
これより細くても力がないし、太くては音が鈍くなりボケる。馬鹿みたいにたくさん作って分かったが、オーディオは理論どおりにはならない。
一発目のウエスタンスピリッツの仕事は上手くいった。次はスピーカーケーブルである。更に静かになり、レンジが広がるだろう。
お客様は夏に、ウエスタンスピリッツの音を聞いている。ウエスタンスピリッツシステムを聞かれた感想を後にこう話された、ソフトに入っている情報を総て再生してるかの様な元気な鳴り方だったと。
そして、そこまで鳴らしたいと。ウエスタンスピリッツは、全力をあげてお手伝い致します。
今回の様に、しっかりしたケーブルならば、お客様が努力して優れたシステムになっていれば、絹巻き電源ケーブルで、音は激変する。これからがとても楽しみである。
今回も少しだけお手伝いが出来た、うれしい、爽やかです。