床補強の作業
このお話は少し前の内容である。実際は少し先に進んでいる事をご理解下さい。
3㎝厚の赤タモの集積材を張り合わせるのは実に大変な作業だ。今年55歳になる体は筋肉痛で毎日悲鳴をあげていた。
私は最初、簡単に考えていた。しかし、赤タモの集積材は想像を越え、とても重いのである。木工用ボンドも思っていたより固く、なかなか伸びない。
何とか塗り終わり張り合わせ、クランプで抑えようとするのだが、クランプをしめていくと少しずれてしまうのである。何とか修正しながらクランプで挟む事が出来たが。
後一枚である、正直、もう、うんざりである。しかし何とか張り合わせたい。ウエスタンスピリッツの床は、27㎜の合板である。その上に固いタイルカーペットを敷き詰めている。そこに30㎜の赤タモの集積材が二枚追加になる。
合計でオーディオシステムの下だけは57㎜の床となる。これが音に影響しない筈がない、そう感じる。
張り合わせた板を叩いてみると、固くロスのない品の良い柔らかい音がした。時間はかかっているが、この作業を終えてから、今回のケーブル五種類を、再度、家内と総て聞き直したい、そう思った。
なので誠に申し訳ないが、一旦公開したモニター応募を暫しストップする。やはりケーブルは商品である、こちらのシステムの床も決まってないのに、正しい答えは出ないと個人的に判断した。
私はもの造りである。自分が納得出来ないケーブルを世に出したくない。
更に上は存在するだろう。しかし、とりあえず今回の床の補強で、なにがしかの答えが出る筈である。
こう思う、板を張り合わせた木工用ボンドは、多分三日間位で中も硬化をし始める筈である。なので少し早いが、そこからケーブルの試聴を再度始める。
なので、暫しお時間をいただきたい、宜しくお願いいたします。