グランドまわりをしっかりさせた
ウエスタンスピリッツのオーディオは、いよいよ佳境に入って来たと感じる。大まかには終わった、しかしまだ電気的なエネルギーロスは複数感じる。
その中でも特にアナログのグランドまわりである。以前トーンアームの内部配線をリッツ線に交換する時、グランド線が中で外れてしまい、復活出来なかった。対策として軸受けのパイプに直に単線をインシュロックで留めていた。
本当はヘッドシェルとトーンアームが繋がる所に銅の薄いワッカを自作して挟み、そこからMCヘッドアンプのグランドを経由して、プリアンプのグランドに落としたいのだが。どうやってもトーンアームの動作に支障をきたしてしまう。
今までの方法も良いのだが、単線が錆びて導通が落ちていた。いずれ何かの方法でしっかりさせたいが、とりあえず単線をコンパウンドで磨き、同じようにインシュロックで留めた。
その結果ノイズはかなり止まった。更にMCヘッドアンプからプリ迄のグランド線と半田で留めると更にノイズはなくなった。
オーディオとは、こういった細やかな作業の積み重ねが大切なのである。これらがエネルギーロスを少しずつ減らすこつなのである。
貴方は、一つのグランド端子に二本のグランド線をそのまま突っ込んで繋いでないか?間違いなくそうなってる筈である。
改めて端末を綺麗に磨いて錆を落とし、半田をして一本にまとめた方が音は格段に良くなる。
次にウエスタンスピリッツが行う事は少し過激だが、これは極限を求めると行わざるをえない。お断りしておきますが、絶対に薦めている訳ではない、ただ呟いてるだけ。
CDプレーヤー内部のヒューズ飛ばしである。せっかく電源ケーブルに迄拘って来たわけだ、そんなところに細いヒューズが入っては総ては水の泡である。
ヒューズを入れる事は、メーカーの身の保身と世界の安全規格に定まっている。もしもの事があっては大変なのでついているもので、音には百害あって一理なしである。
機材を保護する為ではない、もし何かの影響で機械が暴走し、火災等になるのを防ぐ為のものであり、ヒューズが付いていても雷が飛び込み火災が起こった例は現にたくさんある。
出かける時は電源を切った方が良いに決まっている。しかし、ウエスタンスピリッツでは、以前からCD内部のヒューズ飛ばしをやって来たが、外出時に鳴らしておいても一度も不具合が生じた事はない。
また危ないと思った事もない。しかし、あくまでもご自分の責任において行っていただきたい。
ウエスタンスピリッツはヒューズ飛ばしのせいで何があっても一切の責任は負わない。
これは個人の勝手な改造になる、メーカーも責任は負わない、よってこれが原因ならば当然火災保険もおりない。
しかし、音は格段に良くなる。当たり前である、まともな電力が機材に供給されるからである。
ヒューズを切れづらいものに替える方法もある、ウエスタンスピリッツも昔随分試したが、音質は大した差にはならなかった。しかし、これもやはりメーカーや安全規格を無視した改造になる
後はプリアンプやパワーアンプの内部のヒューズ飛ばしだが、プリは大丈夫だとは思うが、流石にパワーアンプの電源周りと、スピーカー保護ヒューズは危ないと思った。
音は格段に良くなるが、パワーアンプは扱う電力が大きいのと、下手をするとDCアンプならばコンデンサーの入ってないウーハーは飛んでしまう可能性がある。
私の使うパワーアンプはCROWNやGASのアンプジラである、何かあったらそれこそ一発である。
危ないものと音が良いのは安全と共存しない様である。危ないイコール音が良い(笑)
ウエスタンスピリッツは、アナログのグランドはシンプル化を進めるが、ヒューズ飛ばしを薦めてはいない、あくまでも主観的な呟きである。真似をしないでください。