ノイズ(ハム)
オーディオはラックに収まり、適度な距離をもたせ、縦に重なったり、隣あったりしています。
ラックは複数必要な機材を一つにまとめ、大切な音を鳴らすために必要なアイテムです。
そしてオーディオの電源を入れて行くのは上流から、CDP、ターンテーブル、プリアンプ、チャンネルデバイダー、それぞれのパワーアンプの順序です。
もしもリレーが入ってる機材があるなら、リレーが入り機材が安定してからゆっくり一台一台電源を入れていく事です。
この順序を間違えると、時に大切なスピーカーを破損してしまう事があります、これはオーディオの基本中の基本です。
では話は本題へ、スコーカーやツィーターはあまり感じませんが、ウーハーに耳を当てて聞くと、僅かなノイズが出ています。
特にウエスタンスピリッツのスピーカーシステムは、高能率で101デシベルあるので、ほんの僅かではありますが、ノイズがウーハーから出ます、普通の能率のスピーカーでは多分聴こえないレベルだと思います。
昨今の88デシベルや93デシベル程度のスピーカーのウーハーからノイズが出るようであれば、機材どうしの干渉が考えられます。
リスニングポイントで聴こえなくとも、それだけ条件が悪い事になります。
機材の設置位置や角度でノイズは減る事があります、各自で色々工夫してみて下さい。
ウエスタンスピリッツは、technics SPー10Rの別電源の位置が問題でした、多分プリアンプと干渉していたのでしょう。
プリアンプのかなり上に設置しましたが、僅かなノイズがありました、対策として、SPー10Rの別電源の位置を後ろに下げて、プリアンプを前に出したところ、ノイズはほぼなくなりました。
どちらかの機材がノイズを発生させ、どちらかの機材がノイズを受けたのだと思います。
ウエスタンスピリッツはこの程度ですみましたが、そのノイズがスコーカーやツィーターから聴こえた場合要注意。
かなりノイズ環境が悪い状態です、機材どうしの設置の位置や(ケーブルどうしが重なったり)問題ありです、このノイズはノイズカットトランスで減らす事は出来ません。
オーディオを上手く鳴らそうと思うなら、ノイズ対策はとても重要です。
ノイズが聴こえたら、せっかくハイエンドオーディオを使っても、そのスペックを聴く事は出来ません。
ケーブルの配線を綺麗にしたり、機材の設置棚の高さを変えたり、極端に機材どうしを動かしてみたりして下さい、必ずどこかに原因があるものです。
オーディオは簡単に美音を鳴らせる程甘くはありません。
大して鳴らせてもいないのに、人の音を聴いて色々ケチをつける方もおります、指摘するなら対策も伝えて欲しい、的確な対策もないなら、感覚だけで何にも言わない方がいい。
実際に鳴らされた人の意見を信じましょう、ただでさえオーディオは魑魅魍魎の世界です。
ご本人に悪気はないのでしょうが、上手く鳴ってるのに、人に無駄なお金を使わせ、音を悪くする方もいらっしゃます。
気をつけて下さい。
ノイズはアースが浮いていたり複雑だったり、ケーブルの取り回しであったり、機材どうしの距離や向きが原因で発生する可能性があります。
音楽以外の音が聴こえると嫌なものです、オーディオアクセサリーも多々ありますが大体はプラシーボ効果、その前にご自分で色々試してみて下さい。
ご自分では間違えていないと思っていても、間違いを繰り返すのが人間です。
必ずどこかに原因があります、解明できたらそれは経験に繋がり、達成感で満たされる事でしょう。
オーディオに不思議はありません、ノイズを感じなくする事がご自分で出来たら、自信に繋がり今まで分からなかった事にも気付き、色々音質改善に繋がると思います。
オーディオは、ノイズ(ハム)との闘いの歴史でもあります。
ノイズは多岐に渡ります、理解出来ると、オーディオが理解出来る、と言っても過言ではないと思います。