まだ母を自宅で介護していた頃、あちこちリフレッシュしにドライブがてら色々なホテルに泊まりました、しかし、帰ってこなければなりません。

個室露天風呂つきの部屋、拘ったフレンチ、拘ったシャンパーニュ、確かに楽しく美味しいのですが、我が家で家内の手料理を食べてセラーに入ってるシャンパーニュを気兼ねなく飲む、別にそこから帰る必要もない。

随分お金を使いましたが、結局なに気兼ねする事のない我が家が一番だと思いました、時間に縛られず好きな時に食べて目覚める事が出来ます、マナーもありません。

ホテルに泊まるとそうはいきません、食事の時間もあらかじめ予約、帰る時間も決められています、しかたのないことですが、決まりごとはたくさんです。

人の決めた規則に縛られず自由がいいと最近思うのです、さんざんあちこち遊びに行くつもりが結局ヘロヘロになって帰って来ます、帰ってきて次の日家内と話します、結局我が家がいいねと。

結局我が家に勝るこの世の楽園など何処にもないのではないでしょうか？そして母を施設へあずけてから我々はあまりドライブへ行かなくなりました。

お金と体力を使いヘロヘロになって帰って来る、何処に行って何を見ても大した事はありません、そんな事をしてるより好きなものを食べて好きなシャンパーニュを飲みながら、好きな曲を好きなオーディオで聴く、家内と色々話す、そして疲れたら眠る。

あまりお金も使わず怪我をする事もない、振り返り考えてみると、あの頃母の介護で疲れ我々は自宅から離れる事でリフレッシュしていたのだと思いました。

でも常に独り自宅に残してきた母の事が気になり、休まりませんでした、結局はお金を使い疲れて帰って来ました。

でも今は母を施設へあずけたため介護からは解放されましたが、あまりドライブへ行く事もなくなりました、結局特に良い事も悪い事も何にもない平穏な一日が実は一番の幸せなのではないか？

しかし頑張り過ぎるのもどうかと思います、苦しい事があるなら、たまには逃げてリフレッシュする事も大切だと振り返り思います。

でも結局自宅が一番休まりリフレッシュ出来るのも確かなようです。