平成最後の日
激動の平成、私はそう思っています、昭和は私の知らない戦争があったため、経験者は激動だったと感じるらしい、しかし悲しいかな、今でも世界のどこかで戦争は起こっています。
平成は天災が多かった、世の中も大きく変わった、そして美味しい食べ物が減った。
街に出ても、街並みはビルが多く綺麗でサッパリしているが、何となく空虚な感じになってきた。
とにかく喫茶店や個人経営の拘った特長のあるお店が少なくなってしまった。
どこに行っても同じ大手のお店ばかり、正直、食欲がなくなる。
ハズレもない代わりに当たりもない、オーディオも同じに感じる、高価な機材(ハイエンド)を買えない方は優れた音を鳴らせない。
そんな風潮がはびこっている、でもそんな事はないと思っています。
機材選びは確かに大切です、ですがスピーカー以外はあまり値段の差を私は昔から感じません。
確かにハイエンドCDプレーヤーと、マスタークロックジェネレーターを、私は使っていました、しかし今はもう手放しました。
そして気がついたのです、今はもう振り返る事すらありません、音はがんじがらめで伸びやかさや柔らかな低音ではなく、僅かの違いは高音の密度位でした。
「色々あったが空虚な時代」オーディオ屋の私が平成を振り返ると、この様な感じになります、でも少しずつ便利になって来ました、ネットオーディオの登場です。
私は密かに自分の進歩とともに、次の時代へ期待します、どんな時代になろうと私は更に先へ進みます。
時々平成を振り返りながら。
ありがとう平成、そしてさようなら。
平成最後の珈琲は、エチオピアイルガチェフG1、特別な味と香りに感じました。